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【開催見解】第8回笠松競馬(8/14~18 重賞:くろゆり賞)

2017年8月13日

 8月14日~18日まで連続5日間の日程でお盆恒例「くろゆり賞シリーズ」が行われる笠松けいば。ここでは各日のメインレースの展望をお送りしていきたい。

 

 初日はB-1組の「ささゆり特別」。7頭と少頭数だが全馬が前走勝ちと好調であり、潜在能力も高い面々ばかり。中でも前走で1分26秒8と出色のタイムで快勝したドリームダークアイが充実度、勢いという点で一歩リード。今回は距離が延長されたが末脚がしっかりしており、プラスに作用するはず。前走でこのクラスを勝ったデルマオイチが当面の敵。距離延びてこそのタイプではないが、3戦2着2回の実績があり守備範囲ではあるし、ここ6走で4勝、2着2回と好調モード。1600mでも手堅くまとめる可能性は高い。さらにヒトミヲトジテ、オロフィナアスール、カナナも前走の、勝ちっぷりは優秀で目が離せない。

 

 2日目はシリーズメインの地区交流重賞「くろゆり賞」。注目はズバリ名古屋の大将カツゲキキトキト。骨膜炎の影響で4月以来の実戦となるが「まだ万全ではないが、予定通りの追い切りは消化できた」と錦見師。好調時に比べればまだまだの状態だろうが、それでも地区交流レベルなら力でネジ伏せてほしい。これが本来の力を発揮できなかった場合は、昨今、東海公営の古馬交流重賞で活躍が目立つ兵庫トーコーポセイドンあたりが浮上しそう。迎え撃つ地元勢も昨年に続いて連覇を狙うサルバドールハクイ、2走前に名古屋でら馬スプリントを勝ったハイジャ、5月に園田・のじぎく賞を勝ったアペリラルビーと現時点ではベストに近い布陣。何とか一矢報いたいところだ。

 

 3日目はC-16組による「春駒特別」。まず目が行くのは前走で平場を勝った好調なミツアキトンとアラシ。どちらも時計的には特別でも通用する水準だし、後者はこの暑さの中でもしっかり追い切りを消化し体調面はハイレベルだ。特別居残り組ではナスノチドリが有力。前走は出遅れが響いて6着止まりだったが、じわじわと最後まで伸びていた。クラス2走目だし、スタート五分なら一変がある。さらにコイシグレ、アルハンブラシンも1分31秒台ならいつでも出せる能力はあるだけに上位争いとみていい。

 

 4日目はA-3組・中央500万条件による交流戦「金の弩標特別」。過去のデータでは中央勢が圧倒的に優位。中でもカバトットは3走前に笠松の交流戦を勝っており、クラスやコースに不安がない。当時は1800mだったが、前走の門別では1200mで見せ場を作っているだけに、1400mも特に問題ないだろう。2走前に新潟で4着のサウスリュウセイ、同じく2走前に京都で5着のビタミンエースもこのメンバーなら実力上位のはずで、勝ち負けを期待したい。地元勢では転入初戦となるフッカツノノロシ。未勝利の身ではあったが、中央在籍時には500万条件で2着があり、実績的にここへ入っても見劣りしない。直前の南関東では平凡だったが、ここへ向けての調整過程は順調で、いきなり走れても不思議はない。

 

 5日目はC-1組の「アカシア特別」。いつも前走勝ちの好調馬がそろうクラスだが、今回もいずれ劣らぬ勢いがある素質馬ばかり。ただ、時計面で頭ひとつ抜けているのは転入後すでに1分28秒台を2回マークしているトウカイメジャー。2走前の名古屋戦こそ4着に敗れたが、前走ですかさず軌道を修正し力のあるところを見せつけた。対抗できるとすれば時計面で大差ないマルヨナオミとルシーダだが、どちらも現時点では出否が未定。出てくれば展開ひとつでトウカイメジャーを負かせる力はある。そのほかではサクラエ、ミツアキヒボタンもすんなり先行なら好勝負可能な力を秘めている。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

競馬東海

 

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