【!】各キャンペーンエントリー状況をご確認下さい

【開催見解】第10回笠松競馬(9/11~9/15 重賞:オータムカップ)

2017年9月10日

 9月11・13・14・15日の4日間、「長月シリーズ」が開催される笠松けいば。ここでは各日のメインレースの展望をお送りしたい。

 

 初日はB-1組「セプテンバー特別」。全馬が前走で勝ち鞍を挙げた好調馬ぞろいの一戦の上、距離が延長された馬が多く波乱要素は多い。そんな中、唯一前走で1600m、しかもこのクラスを勝っているのがドリームダークアイ。クラスと距離に壁がないのは大きなアドバンテージだし、中間の動きも絶好で上位争い必至とみる。7月に戦列復帰後5、2、1着と順調に上昇中のヤマニンデリシューが当面の敵か。「7歳だけど体調自体も徐々に上向き」との声が陣営から聞かれたし、実績的に特別に上がっても力負けはあり得ない。そのほかにもここへきて連勝で勢い十分のワンソックワンダー、前走で1分27秒台をマークし、時計面ではここでも上位級のハドウホウ、距離微妙もスピードは屈指のデルマオイチがいて、ひと筋縄では収まらない可能性はある。

 

 2日目はA-3組「コスモス特別」。出走頭数の関係でここへ出走できるか現段階では微妙だが、出てくれば有力なのが前走、オープンでも2着に健闘したセブンサムライ。「折り合い次第のタイプなので、オープンの方が流れに乗りやすかったのかも」と島崎騎手は前走を振り返る。それだけに適鞍でも楽勝とは言い切れないが、ここは距離が1400m。15戦して8勝、2着4回と折り合いがつきやすく得意としているこの距離なら素直に買いだ。2組の前走で時計差なしの2着に粘り込んだルーヴルヴォイスもこのメンバーならスピード、粘りともに上位級で、すんなり先行からの前残りが期待される。距離短縮で持ち前のスピードが生きそうなトキノベラトリクス、中央交流で4着に頑張り、転入初戦からメドをつけたハッツオフ、豪快な差し脚を秘めるライスエッグも差のない存在だ。

 

 3日目はC-13組による「なでしこ特別」。このクラスは時季的に傑出馬が不在で、時計的に大差ない今回も波乱のニオイが漂うが、勢いでは前走で1分31秒8をマークし、2着に6馬身をつけたマジックポケットが最有力。8月にはこのクラスで9着と大敗しているが、当時は9番手からの競馬。この相手ならそんな位置取りになる可能性は低く、前走だけ走れば勝ち負けになるはず。8月に長期の休養後は1、2、1着と好調なアラシも有力な1頭。まだ転入後1分32秒0の持ち時計しかないのが不安ではあるが、快速馬がいないこのメンバーなら同馬の時計で十分に対応できそうで、大崩れはしないだろう。前走このクラスで逃げて0秒7差に踏ん張ったアルハンブラシン、どんな展開になってもバテずにじわじわ差を詰めてくるヴァーティスブルー、前走の行きっぷりに良化の兆しがあったセントウォークまでは、展開や位置取り次第で上位へ食い込んできそうだ。

 

 4日目はシリーズメインとなる重賞「第44回オータムカップ」。今回は兵庫からエイシンニシパ、ウインオベロンの2頭が参戦。この2頭は7月17日の名古屋・名港盃で時計差なしの1、2着。東海公営ではすっかりおなじみの2頭といえる。中心はクビ差とはいえ名港盃で先着したエイシンニシパ。笠松では今回と同距離の岐阜金賞を昨年快勝しており、距離とコースに実績があるのは心強い。もちろんウインオベロンも堅実な末脚で確実に見せ場を作ってくるタイプでここも接戦に持ち込んでくるのは間違いない。名古屋からは8月のくろゆり賞を含め笠松4勝を誇るヴェリブライト、2走前にオープンを勝つなど差し脚鋭いエーシンマックス、前述・名港盃で4着のマヤノカデンツァ、初オープンの前走で3着と見せ場を作り上昇気流にあるヒロノカマオレが参戦予定。このところ兵庫、名古屋勢に押されがちの地元馬だが、「距離が延びたぶんチャンスはありそう」と吉井騎手が語るフッカツノノロシ、転入初戦で手探りだが兵庫での実績はなかなかのアクロマティック、前走金沢のイヌワシ賞で5着のメイショウソレイユあたりに期待したいところだ。

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

競馬東海

 

楽天競馬 ネット新聞スタンド

  • 地方競馬ネット新聞
  • 日刊競馬
  • イー新聞
  • コンビニプリント競馬新聞

楽天競馬 公式SNS

  • FaceBook
  • Twitter

キーワードから探す

RSS

このページの先頭へ

開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

ポイントで競馬新聞が買える!地方競馬ネット新聞