【開催見解】第11回笠松競馬(9/26~29)

2017年9月25日

 第11回笠松競馬は「飛騨シリーズ」と銘打ち、9月26日(火)~29日(金)までの4日間の日程で開催される。

 

 初日のメインはB-1組「陣屋特別」。A級への登竜門とされる鞍とあって好調かつ素質のある馬が集結し馬券は難しそうだが、今の充実ぶりからするとベルボームの中心は揺るがないところか。外から流れに乗れそうないい枠も得たし、スピードの違いを見せてくれそう。相手で崩れなさそうなのはカナナ。距離の長短を問わぬし、時計の比較からしても連には欠かせないだろう。他には堅実オロフィナアスール、チュウワワンダー、前回の特別で接戦を演じたトウカイメジャーなど。名古屋コスモライフワークも決め手があり、モツれれば出番がありそう。

 

 2日目はA-3組・B-3組「三番叟特別」。力量が接近してひと波乱ありそうな一戦だが、混戦に強そうなのはマユノジャスター。どちらかといえば「短の差し馬」のイメージがあり、1400mならわずかな展開利で突き抜けていいはずだ。逆転候補は笠松(4100)のキクノテソロ、芝中心ながら中央でなかなかの戦績を残せているレジメンタル。ともにひと息入っているが、仕上がりは順調そうだ。他には1400mでスピードが生きそうなデルマオイチやキョウワマロンも展開ひとつで粘り込み十分。

 

 3日目はシリーズメインの認定競走兼2歳準重賞「ジュニアクラウン」。陣営が秘密兵器と語っていたビップレイジングが秋風ジュニアを制して早速、道営旋風を巻き起こした。前走の強さからするとここも勝ち負け必至だろう。同じく道営から転入してきたディーエスパースンもかの地で2勝の実績。なかなかの好馬体を誇っているし、こちらの逆転もあり得る話だ。生え抜き勢ではマーメイドモアナが最有力。前走は押し出されてハナに立ってしまったが、好位追走ならまた結果は変わってきそうだ。他では秋風ジュニア2着のマルヨバリオスも引き続き好気配だし、距離慣れが見込めるフローレンスやマナラプレも上位を賑わしていいだろう。

 

 4日目はA-1組・B級以上オープンの「東海クラウン」。昨今の傾向からすると名古屋勢が勝ち負けを演じそうだが、中でも久々を圧勝したメモリージルバはこの鞍の常連。とにかく笠松の相性がいい馬で、距離の長短や展開を問わない点も魅力だ。逆転候補は叩いたマヤノカデンツァが最有力。次いで前回の東海クラウンの勝ち馬アップアンカーの順。笠松勢では堅実駆けマッシヴヒーロー、カンテラガールに期待といったところだが、名古屋勢3頭の牙城は厚く、逆転までは難しいかも。

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

競馬東海

 

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