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【開催見解】第12回笠松競馬前半(10/11~13 重賞:岐阜金賞)

2017年10月10日

10月の笠松けいばは、当地としては珍しく11日~13日、18日~20日という3日間ずつの連続開催。ここではその前半3日間のメインレースの展望をお送りしていきたい。

 

 まず初日(11日)は、A-3・B-3組による「白菊特別」。実力接近の混戦レースだが、好調さではここ5走で1勝、2着3回のクロノスバローズがリードしている。B-4組2着からの相手強化で抜けた力こそないものの、前走では1600mの自己ベストを更新しており、時計的にはここに入っても互角かそれ以上だ。「気持ち重いかもだけど体調そのものはいい」と陣営が語るマユノジャスターも中間の攻め馬の雰囲気はなかなか。距離延長は歓迎ではないものの、安定した末脚はやはり無視できない。先行力が目を引くのはワンソックワンダー。メンバー構成を見渡すとすんなり好位から運べそうだけに、前残りの目はあるはず。さらに末脚確かなメディタレーニアン、名古屋ボールドハートも展開次第で浮上可能とみる。

 

 2日目(12日)は、C-10組の「一文字菊特別」。特別とはいえやや足踏み状態の馬が多いここなら、唯一前走で勝ち鞍を挙げているミドリノイブキが有力とみる。平場で2番手すんなりの理想的な競馬とはいえきっちり勝てた点は評価できるし、転入後2、1着とまだ底を見せていないのは魅力。時計面でも優位感があり、連勝の可能性大だ。前走3着と久しぶりに馬券圏内に入ったリコーココヘッドの復調ぶりも見逃せない。いつもより軽快に道中は動けていたし、例年この時季は走りがいいタイプ。しばらくは目が離せそうにない。転入直前の成績は冴えないが、佐賀から移籍初戦となるナンバーナインもこの相手ならとの思いはある。人気次第では未知の魅力に懸ける手も。マジックポケットは3走前に1分31秒8の好時計勝ち。ここ2走は大敗したが、モマれない競馬ができれば一変して不思議ない力は秘めている。

 

 3日目(13日)は、東海公営の菊花賞ともいうべき、3歳最後の重賞「第41回岐阜金賞」。数々の名馬が勝ってきた伝統の一戦だが、今年もなかなかのメンバーとなった。中でも実績的に目を引くのは駿蹄賞、東海ダービーを制し、ここで「東海公営3冠」を狙うドリームズライン。古馬オープンとの初対戦となった前走こそ4着に甘んじたが、久々の1400mだったし、あくまでも目標のレースを前にしての叩き台という位置づけだったはずで、特に悲観する必要はあるまい。園田・のじぎく賞を勝ち、8月には古馬重賞・くろゆり賞で5着のアペリラルビーも実績では負けていない。涼しくなってきたことで攻め馬にも活気が戻って、体調面はさらに上向いており、2冠馬相手でも互角以上にやれそうだ。実績馬に転入後3連勝の勢いで立ち向かうのがドリームアロー。芝とはいえ中央新馬勝ちの素質馬であり、南関東での実績もまずまず。1600mの経験もないままでの1900mに課題は残るが、単調な逃げ馬ではないだけに克服可能とみる。また、近年の兵庫勢の東海地区での活躍を考えるとマイフォルテも非常に怖い存在。中央から兵庫に転入後は5戦4勝。金沢・MRO金賞こそ4着だったが、重賞初挑戦の上に出遅れながらも健闘できたのは素質の高い証拠。東海公営の一線級が相手でも上位争い必至と考えるべきだろう。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

競馬東海

 

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