【開催見解】第12回笠松競馬後半(10/18～20)
第12回笠松競馬は「菊花シリーズ」。先週に引き続き、2週連続の開催となる。ここでは後半戦・18日(水)～20日(金)の３日間のメインレースを紹介していきたい。
4日目（10月18日）はＡ－３組の「美濃菊特別」。上位拮抗の一戦だが、狙ってみたいのはデルマチョウスケ。連闘で臨む馬がほとんどの中にあって同馬は無理使いのないローテ。東海クラウンでもハナを切る積極性を見せたし、Ａ－３組なら大駆けは十分だろう。同じく日程面でチャンスがありそうなのがレジメンタルとセルリアンラッシュ。ともに決め手があり、ハマれば一気に浮上してきそうだ。他では堅実マユノジャスター、先行力あるキョウワマロンも展開ひとつの様相。
5日目（10月19日）はＣ－11組の「洋菊特別」。人気の中心はミドリノイブキ。連闘で絞れればさらに上積みが見込めそうだし、ここは何より相手関係に恵まれた。当地２勝目の可能性はかなりとみる。馬券の焦点は相手探しだが、これが混戦。バテないしぶとさが魅力のセントウォークやブルーミングランド、ひと脚は使えるようになってきたジェットスタートあたりが有力か。
6日目（10月20日）はＡ－２組の「江戸菊特別」。注目は後半戦１本に絞って調整してきたダイヤモンドダンス。芝、ダート問わずなかなかの実績を誇っており、陣営からも「走りそう」との声が上がっている。停滞している笠松のオープンに新たな風を吹き込みそうだ。相手で外せないのはまずはカラジャス。ここにきて本来の切れ味を取り戻しているし、連闘でないローテにも好感が持てる。これと僅差で叩き上昇中のナスノアオバ、先行しぶといルーヴルヴォイスあたりが続く。
（文：競馬東海 寺澤 正勝）
