【開催見解】第18回笠松競馬(1/22～26 重賞：ゴールドジュニア)
第18回笠松競馬「睦月シリーズ」は１月22日(月)～26日(金)の５日間開催。順に各日のメインを紹介していきたい。
22日・初日はＢ－１組「睦月特別」（１８００ｍ）。
いつも通り好メンバーがそろっているが、中でも注目はフォークローバー。豪快な決め手が売りの同馬だが、そんなタイプだけに混戦には強そう。距離延長もむろん好材料だ。逆転候補は同じく距離延長が奏功しそうなアンカーマン、体調の良さならマルヨナオミが筆頭だ。他ではスピード上位のハヤブサゲッツ、転入初戦が強かったセイザンルビーやユキノレーヌも侮れない。
23日・２日目はＣ－16組「若草特別」（１６００ｍ）。
人気の中心はストーミーワンダー。軽めの馬場とはいえ前走時計が秀逸で、あの勝ちっぷりなら距離延長も問題ないだろう。これと接戦を演じたヒルノケープタウンが逆転筆頭。スピードだけでなくスタミナもありそうなタイプで、1600ｍならチャンスは十分。他では堅実に差してくるジークグランツ、先行力あるセブンシーミノルやチョココタベチャウゾも連争いなら有力。
24日・３日目はＡ－３組「葉牡丹特別」（１６００ｍ）。
上位拮抗した一戦だが、1600ｍ（10１３１）のヤマニンデリシューが馬券の中心にはふさわしい。とにかく堅実で大崩れがない点が魅力だ。対するのはベルボーム。スピードだけならオープンでも通用する馬だけに、この条件ならあっさり逃げ切れてもいい。他では条件が緩和したデルマチョウスケ、チュウワワンダーも虎視眈々。ひと脚は切れるキョウワマロンやコパノチャールズも３着争いなら。
25日・４日目は３歳重賞「ゴールドジュニア」（１６００ｍ）。
今回も強い他地区馬がそろったが、中でも注目は兵庫のコーナスフロリダ。かの地でこれまで４戦３勝とほぼパーフェクトの戦績を残しており、狙い澄ました遠征か。金沢ナンバーワンと言われているノブイチは冬期遠征で笠松に滞在しての調整。こちらもかの地では底を見せておらず、好勝負必至とみた。ダークホースは名古屋のウォーターループ。ライデンリーダー記念は５着と凡走したが、すんなりした競馬がかなえば激変して不思議ない。地元・笠松では豪快な末脚を繰り出すメモリーメガトンやデルグレネに期待。前記馬たちが勝ち気に逸れば一発がないか。
26日・５日目はオープンの「東海クラウン」（１６００ｍ）。
前走・白銀争覇で２着と気を吐いたダイヤモンドダンスがここは何とかしたいところ。1400ｍの方が走りがいいタイプかもしれないが、一線級不在のこのオープンなら勝ち負けに持ち込む可能性は高い。相手で外せないのは快足馬ドリームアローを筆頭に、勢いのあるハッピーサンディーや初戦が強かったシャトーウインド。笠松巧者キクノセントロや、中央５勝の実績を誇るドレッドノートも勝負してみる価値は十分ありそうだ。
（文：競馬東海 寺澤 正勝）
