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【開催見解】第9回笠松競馬(8/13・15~17 重賞:くろゆり賞)

2018年8月12日

 夏、真っ盛り。猛暑が続く中、今年も恒例のお盆開催「くろゆり賞シリーズ」を迎えた笠松けいば。ここでは各日のメインレースを展望していきたい。

 

 初日はB-1組の「ささゆり特別」。前走勝ち馬が5頭など、好調かつ実力を秘めた馬がそろって混戦ムードだが、中心は前走でこのクラスを勝ったギャスケットか。連闘を含めてコンスタントに使われているが、直前の追い切りでもきびきびした動きを見せており、疲れはなさそう。となれば一連の堅実味を発揮できるはず。1400mが魅力なのはリボンナイト。2走前は勝ち馬と競るような格好になって崩れたが、前走では1分28秒0の好時計で逃げ切り。自分の競馬さえできれば、ここも速さで圧倒して不思議ないない。前走、このクラスでギャスケットと時計差なしの2着だったメモリージュネスも当然有力な1頭。7・8月は(3101)と得意にしているのも心強い。さらに前走快勝のマーメイドモアナ、サイレンスミラー、エレガントルージュの好調さからも目が離せず、上位争いは混沌としている。

 

 2日目はA-3組による「金の弩標特別」。ここは前走果敢に重賞・兵庫サマークイーン賞に挑戦したドリームダークアイの反撃に期待。結果こそ11着だったが、強敵相手に先行したことは今後の糧になるし、2走前にA-4組を勝った1分27秒5という時計からも、地元のA-3組なら好勝負できるはず。比較的、夏場に良績の多いタイプであり、遠征後でも心配あるまい。ハドウホウは2走前、前走と連続で金沢の重賞に挑戦。2走前の日本海スプリントでは決して有利とは言えない外枠から2着に健闘しており、ドリームダークアイ同様、この相手なら好勝負は必至だ。堅実味が魅力なのがペガサスバローズ。3月以降、掲示板を外したのは3走前の交流戦だけ。6月にはオープンでも5着とめったに崩れないだけに、ここも馬券からは外せない。さらにドリームアロー、ゴールドエッグ、ワイルドジークも底力は上位級で連争いなら十分とみている。

 

 3日目はシリーズメインとなる「第47回くろゆり賞」。注目は何といっても名古屋の大将格・カツゲキキトキトだ。佐賀・サマーチャンピオンも選択肢にあったようだが、最終的には中央馬不在のこちらを選択。当然そこには「この相手なら」との思惑がある。兵庫から参戦のブレイヴコール、レイズオブザサンはなかなかの実力馬だが、前走で同じ兵庫で実績的に格上と思われるエイシンニシパを完封した実力から考えると、ここはキトキト1強ムード。相手は前述の兵庫2頭が有力だが、前走2組とはいえ楽な手ごたえで勝ち上がり、一躍くろゆり賞の有力候補となったエビスリアン、昨年の3着馬であり、でら馬スプリントなど重賞2勝の実力馬ハイジャの笠松勢も2着争いなら互角以上。名古屋から参戦のもう1頭、メモリートニックも馬券圏内。笠松初となった前走・サマーカップでは逃げて3着と見せ場を作っている。重賞の流れを体感し、コース2走目の上積みも見込めるだけに楽しみ。

 

 4日目はC-1組の「葉月特別」。笠松屈指の激戦区らしく、今回も前走勝ちの好調馬がズラリとそろっているが、馬券の軸は前走このクラスを快勝したクモノカヨイジで異論あるまい。どんな距離や展開になってもきっちり末脚を伸ばしてくるレースぶりは能力の高さを感じさせるもの。さらなる高みを目指すためにも勝って同条件のここは連勝といきたい。同日の時計でこのクモノカヨイジを0秒7も上回ったレッドデイムの勢いも無視できない。2番手すんなりの絶好の展開ではあったが、あの時計は簡単に出せるものではない。時計で言えばティアップジャンゴも目が離せない。前走は10組と下級条件ではあったが、これまでの自己ベストを0秒9も短縮。夏場の軽い馬場が合っているの可能性はあり、相手強化のここも不気味だ。除外明けを叩いてさらに気配アップのキングレイジング、充実ぶりが目立つウインスーペリアも勝ち負け可能な力を秘めている。

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

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