【開催見解】第14回笠松競馬(11/19~23 重賞:笠松グランプリ)

2018年11月18日

11月19日から23日まで連続5日間の日程で「笠松グランプリシリーズ」が開催される笠松けいば。ここでは各日のメインレースの展望をお送りしていきたい。
 
 まず初日はB-1組の「磨墨特別」(1600m)。出走8頭中、6頭が前走で勝ち鞍を挙げ、あとの2頭も2着という好調馬ぞろいの一戦。なかでも素質の高さを感じさせるのは転入後6連勝と勢いに乗っているラニカイブルーム。度重なる相手強化も難なく克服し、ここ2走は1400m、1600mの自己ベストを更新と充実一途。さらに相手強化されたぶん、そろそろ時計面で優位性はなくなってきたが、相手なりにもまとめられるだけに、大崩れはないとみた。前走でオープン並みの1分25秒9という好時計をマークしたリボンナイトも能力は高い。「距離が延びたぶん、どうでしょう?」と筒井騎手は不安を口にしていたが、過去5戦3勝、2着1回と実績はあるだけにスピードを素直に信頼する手か。前走で6馬身差の圧勝、時計も1分41秒1とハイレベルだったヴィレッジダンサーも潜在能力はA級レベル。モマれたりしてリズムを崩すとモロさを見せる可能性はあるが、そのあたりは鞍上の手腕に期待したい。そのほかセイソ、マラカイトスターも上位争い可能な力があり、目が離せない。

 2日目はA-4組の「古太尽賞」(1600m)。前走内容重視なら中央交流で連対したカラカ。約3カ月ぶりであれだけ走れたのだから、ひと叩きした上、地元馬同士のここなら条件的には有利だ。ただ、鼻出血を発症して大敗の過去が何度かある馬。叩きつつ良化のセオリーが当てはまらない危険性は一考しておきたい。ここは中央からの転入初戦組も多士済々。準オープンで戦ってきたデジタルフラッシュ、1000万条件で先行するスピードがあるシェアードが格上の存在だが、狙い目は攻め馬の動きが上々で「これは走りそう」と佐藤騎手が語るカロス。500万条件からの転入で前述の2頭より格では劣っているが、2走前に2着などまだまだ衰えは見せていないだけに、初戦から楽しみ。堅実な差し脚が武器のフライングゲット、前走カラカから0秒4遅れただけのペガサスバローズも力量的に差はなく、接戦に持ち込めても不思議はない。

 3日目はC-14組による「薔薇特別」(1600m)。前開催から一般編入された3歳馬の中でも、いきなり勝利を挙げた素質馬がズラリとそろったが、まず目が行くのは1分27秒台をマークしたシーアフェアリーとボアソルチの2頭。前者は速い流れの中を積極的に追走しながら、最後までバテることなく快勝。実績的に1600mに距離が延びたのは微妙だが、C級レベルならそのスピードで押し切れていい。後者は転入後2連勝、いずれも上がり3ハロンを38秒台前半でまとめており、末脚がしっかりしているのがいい。上がり時計の速さでいえば37秒0をマークしたシュバルツブリッツも注目の1頭。いくら前半にすんなり先行できたとはいえ、あの切れ味は距離が延びてさらに生きそうだし、中央の実績からも1600mは問題なさそう。さらにファストフラッシュ、ヒロノブシドウは前走の勝ちっぷりが鮮やかで能力の高さを感じさせただけに、この相手に入っても期待が持てる。

 4日目はシリーズメインとなる古馬オープンの全国交流重賞「第14回笠松グランプリ」(1400m)。今年の注目は何と言っても岩手ラブバレットの4連覇がなるか否か。11月4日にJBCスプリントで0秒9差に頑張ったばかりだが、昨年や3年前も同じようなローテで勝っているだけに、特に問題はあるまい。「砂が合うのか、笠松に来るとすごく走りが良くなる」と山本聡哉騎手。年齢的な衰えもなさそうで、4連覇の可能性は十分。ただ、今年は兵庫のエイシンヴァラーにエンシンヴァランサー、北海道タイセイバンデット・高知サクラレグナムと各地の重賞戦線で活躍している実力馬ばかり。特にエイシンバランサーは7月のサマーカップで後続に4馬身差をつけて圧勝しており、笠松コースに実績がある。ラブバレットより前か、少なくとも2馬身圏内で競馬が進められば逆転の目もあろう。サンデンバロン、メモリートニックの名古屋・塚田勢、サマーカップで2着に健闘した地元ストーミーワンダーも何とか意地を見せたいところだ。

 5日目はC-1組の「第33回畜産フェア特別」(1600m)。笠松の最激戦区らしく、今回も好調かつ、素質を秘めた将来のスター候補が集ったが、前走ですでにこのクラスを勝ったチュウワフォースが実績では一歩リード。これまでは特別の壁にはね返されて1600mは2戦して4、6着だが、レースぶりからみて距離が合わないとは思えない。ワンランク上の力をつけた今なら特別でも好勝負必至だ。これに待ったをかけるとすればやはり若さあふれる3歳馬だろう。兵庫からの転入初戦を難なく逃げ切ったキングリーフィスト、名古屋からの連闘になるが疲れは見られないヒートアップ、さらにホウオウサンドラ、ダッチェスは1400mを1分28秒台で走る力があり、すんなり先行なら距離はこなせそうだ。また、同じ3歳馬で前走1600mを勝っているサンホノルルも侮れない存在となりそうだ。

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

 

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