【開催見解】第9回笠松競馬後半 (9/11~13)
第9回笠松競馬「高原シリーズ」の後半戦は9月11日~13日の3日間。今週から1400m、1900m、2500mではフルゲートが12頭となり、今まで以上にスリリングな競馬が味わえそう。どうぞご期待ください。では順に各日のメインを紹介しきましょう。
9月11日(水)は、B-1組の「笠松競馬場開設85周年記念特別」(1600m)
人気の中心は無理使いのないローテに好感が持てるヤマニンフレッチェ。過去半年が(4210)という充実ぶりで、距離延長も不問のタイプ。自在にさばいて特別突破を目指す。逆転筆頭はティーポイズン。転厩初戦とあって前走は半信半疑だったが、番手抜け出しという教科書通りの競馬で圧勝。勝ち時計も優秀だし、このまま勢いに乗ってくる可能性は十分だ。単穴候補は笠松2戦2勝のシチテンハッキ。逃げて良し、差して良しの自在性が魅力で、得意の馬場で久々の勝利を狙う。他ではハーリーバーリー、パキラパワーあたりも手堅く差してきそうで、ヒモには押さえておきたい。
9月12日(木)は、2歳オープンのJRA認定競走「秋風ジュニア」(1400m)
第44回を迎える伝統の2歳戦だが、現時点で一歩リードしているのはボルドープリュネ。800mのレコードホルダーだが、距離が延びた前走も快勝してみせた。ここもスピードの違いで押し切りを狙う。ただし、道営の認定馬ニュータウンガール、僚馬ボルドーヴェルチュも簡単には引き下がらない。いずれも実績的にあっさり勝って驚けない存在だけに、単で狙う価値はありそう。他にも、前走の勝ちっぷりが良かったワイエスキャンサー、ローズレイジング、チェリーヒックや、道営からの転入組ネオセラフ、ダルマワンサなど伏兵陣は多彩で、波乱含みの一戦となりそうだ。
9月13日(金)は、古馬オープンの東海クラウン(1600m)
飛山濃水杯に続き、カツゲキキトキトを下してくろゆり賞を勝ったストーミーワンダーが堂々の主役。今回は相手に恵まれたし、地元に限ればかれこれ5連勝中。ローテーションに無理もなく、単は不動だろう。馬券の焦点はこれの相手探しだが、順調にオープンまで駒を進めてきたウインハピネスが楽しみな存在。こと決め手に関してはストーミーにもヒケを取らないし、位置取り次第では肉薄する場面もありそう。続いて、ブリンカー効果で走りが変わってきたノブイチも有力。行きっぷりが違ってきたし、連には欠かせない1頭だ。他では夏場好調型のドリームスイーブルや、1600mで7勝を挙げているハッピーサンデーも仕上がり早いタイプで、出番があっても驚けない。
(競馬東海 郷秀文)