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【開催見解】第11回川崎競馬(1/1~6)

2014年12月31日

 2015年の幕開けは川崎競馬。1日(祝)~3日(土)、2日間ホリデーを挟んで6日(火)の4日間開催で行われる。この開催のメインレース3日(土)に行われる第51回報知オールスターカップ(4歳以上オープン 地方交流 (SIII) 2100m)。昨年は惜しくも帝王賞で競走中止し、この世を去ったオオエライジンが制しているが、今年はホッカイドウ競馬からニシノファイター、金沢競馬からジャングルスマイルが挑戦してくる。

 そのニシノファイターは、前走船橋競馬場で行われた総の国オープンに出走して4着。今回はそれ以上のメンバーが揃うだけに上位争いとなるとどうか。ジャングルスマイルは、12年に13着、昨年は6着と使う度に着順を上げている。今回は左回りで乗り込んでいるようだが、やはり力量的には見劣る。

 南関東勢は勝島王冠で2着に好走したカリバーンが有力。距離延長は望むところで、左回りも問題なし。盛岡で芝の重賞は制しているが、ダートの重賞は未勝利。ここはチャンスだ。昨年オオエライジンとの叩き合いに敗れたアウトジェネラルが復調気配だ。転厩初戦の勝島王冠では伸び切れなかったが、休み明けを叩かれて確実に上昇気配。一変が期待できる。ダービーグランプリを制して力をつけているドラゴンエアルにももちろん注目しなければならない。吉原騎手の好騎乗もあったが、ダービーグランプリでは鮮やかな差し切り勝を決めた。一皮剥けた印象で、初めての古馬との対戦になるが好勝負に持ち込める。また、ダービーグランプリで3着に善戦し、前走地元のプラチナカップを制したファイヤープリンスにも注意したい。昨年のニューイヤーカップを制しているように寒い時期は走る。相手強化だが今の充実ぶりなら差はない。前走の浦和記念は度外視、復調している古豪カキツバタロイヤル、勝島王冠は案外も攻め馬で素晴らしい動きを見せたバトードール、中央から転入初戦になるが、力のあるナイトフッドやトーセンジャガーにもチャンスはある。

 

1日(祝)のメインは迎春盃(B2二組・B3一組1600m)。中央交流戦2連勝を含めて只今3連勝中のヘレニウムが中心になる。その安定した走りは高く評価でき、ここも崩れはない。相手は差し脚堅実なジュウニントイロ、ホッカイドウ競馬から転入初戦のワイルドロジャー、3歳時に京浜盃を楽勝しているパンタレイあたりになりそう。他にも前崩れの展開になればミカドアクアラグナやキネオストロングの台頭も有り得る。

 

2日(金)のメインは初富士賞(B1二組 B21組1600m)。ここは休み明けを一叩きされたイヴアルブが有力。前走はナイトバロンの末脚に屈したが、勝ちに等しい内容。素質も高く巻き返しは可能だ。ロジータ記念で2着のモフモフからも目が離せない。ロジータ記念を制したノットオーソリティが、その後東京シンデレラマイルを圧勝。その力関係からここでは上位の存在。血統から距離短縮は有利に働くはず。あとは中央から転入初戦のマンボダンサー、末脚堅実なセトノシャンクス、復活すればこのあたりにいる馬ではないメイショウパーシー、力をつけている4歳馬マルモリロイヤル、川崎を得意にしているホクトにもチャンスはある。

 

6日(火)のメインは大師オープン(4歳以上オープン 地方交流1600m)。ここには高知競馬からクロスオーバーが出走する予定。高知所属ではあるが、3勝している重賞は全て佐賀でのもの。関東オークス6着、ロジータ記念12着の走りから、さすがに厳しいか。

南関東勢は少頭数ながら粒が揃っている。13年の川崎マイラーズの覇者スマートジョーカー、昨年の黒潮盃の覇者スマイルピース、勝島王冠で3着に好走したトーセンヤッテキタ、重賞でも善戦可能なミラーコロやロンドンアイあたりが有力。他にも復活が待たれるアメイジアや、末脚堅実なドリームザネクストにも注意が必要だ。

 

正月開催らしいイベントが盛り沢山、川崎大師の帰り道に川崎競馬場に足を運んでいただきたい。

 

 

(勝馬 山形宗久)

 

勝馬

 

 

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