【開催見解】第12回川崎競馬(1/26~30)

2015年1月25日

1月26日~30日までの5日間で行われる川崎開催のメインレースは28日(水)に行われる第64回川崎記念(4歳以上オープン 地方・中央選定馬 JpnI 2100m)。ここはチャンヒオンズカップ、東京大賞典と連勝中のホッコータルマエの中心は動かない。東京大賞典で見せた走りは強いの一言。昨年の優勝馬でもあり、3連勝に期待する。浦和記念優勝から挑んだ東京大賞典で3着に善戦したサミットストーン、ジャパンダートダービーの覇者カゼノコはチャンピオンズカップ7着の走りから復調気配。そのジャパンダートダービーで2着に敗れたハッピースプリントは、東京大賞典では4着に好走し、改めてその能力の高さを見せた。あとは昨年の2着馬ムスカテール、12年のこのレース2着など川崎記念では強さを見せるランフォルセ、前走オープン特別を勝って勢いがあるイッシンドウタイなど中央勢には注意が必要だ。

 

26日(月)のメインレースは睦月特別(B2二組 B3一組 1500m)。優駿スプリント2着の実績があるバーンザワールドが面白い。短距離馬の印象が強かったが前走1600m戦で2着、自己条件の今回はチャンスだ。寒い時季に調子を上げてくるビッグショット、5連勝は成らなかったが力のあるショウナンガラシャ、3歳時京浜盃優勝の実績があるパンタレイ、好調キョウエイアドニスやアスニカケルハシなど力差のないメンバーが揃っているだけに波乱の決着になる可能性もある。

 

27日(火)のメインレースは中央、地方の各地から凄腕ジョッキーが集いその腕を競い合う第13回佐々木竹見カップジョッキーズグランプリ ヴィクトリーチャレンジ(B3 C1選定馬 2100m)。ここは中央時は未勝利だったが、川崎移籍後3連勝中のシゲルエチゴが有力。中央時に1800mまで経験があり、2100mはこなせるはず。浦和に移籍後は勝ち切れないが、中央時はこの距離で1勝を挙げているトーセンハリケーンも有力だ。B2で勝ち負けできる器で、ここなら力量的に上位。こちらも元中央未勝利だが、川崎移籍後安定した成績を残しているのがドリームエルダー。勝ち味に遅いがその安定した走りは評価できる。あとは中央時500万条件で5着があったトーセンサミット、13年のこのレースの2着馬マイネジェシカ、2走前に2000m戦を快勝したジョウテンデジタルにもチャンスはある。

 

29日(木)のメインは多摩川オープン(4歳以上オープン 1600m)。注目はソルテ。前走ゴールドカップでは、58キロを背負いながら2着に敗れはしたが力のあるところを示した。川崎は得意にしており、巻き返してくる。13年の川崎マイラーズの覇者スマートジョーカー、大師オープンを制して勢いに乗るミラーコロ、東京シンデレラマイルで逃げて2着に粘り込んだケンブリッジナイスも差はない。あとはエミーズパラダイスやアスカリーブルといった実力牝馬も黙ってはいないし、格下だが展開次第ではイーサンヘイロー、オベロンホワイト、ドリームザネクストにもチャンスはある。

他地区からは笠松のアンソルスランと高知のカネマサゴールドが参戦する予定だが、さすがに南関東のオープンクラスでは厳しそうだ。

 

30日(金)のメインは開成町特別(A2二組 B1一組 1600m)。休み明けの大師オープンでは4着に敗れたが、自己条件ならロンドンアイで十分通用する。他にも中央からの転入初戦を快勝したマンボダンサー、戸塚記念2着の実績があるノーキディング、戸塚記念3着、前走準重賞スターバーストカップを制したスコペルタも好勝負に持ち込めるだけの力がある。近走の成績は一息も力がある4歳牝馬スマートバベルやクライリングの一変は有り得るし、休み明けを叩かれたオキナワレッド、左回りを得意にしているフジノフェアリーにも注意が必要だ。

 

(勝馬 山形宗久)

 

勝馬

 

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