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【川崎】競馬専門紙記者の重賞予想(12/14 全日本2歳優駿[Jpn1])

2016年12月13日

楽天競馬重賞見解 全日本2歳優駿

 

「器が違う牝馬リエノテソーロ」

 

 注目は3戦全勝の牝馬リエノテソーロ。初ダートの前走エーデルワイス賞では、1頭別次元のフットワークで、次走のローレル賞を圧勝したアップトゥユー以下を問題にしなかった。父はBCスプリント勝ち、母系も含めバリバリの米国スピード血統で今回1600mは課題になるが、スピード一辺倒で押すタイプではなく、折り合いをつけて終い鋭く伸びて来るだろう。

 ヒガシウィルウィンは北海道2歳優駿でエピカリスの2着。とはいえ2.4秒もちぎられている。離れた2着争いではスウィフトハート、ストーンリバーをキッチリ抑えている。デビュー8戦【3-5-0-0】と連対を外しておらず、上位を狙える。

 バリスコアは道営【4-2-0-0】。前走初コースの兵庫ジュニアグランプリで3着、上がり38秒9はメンバー最速だった。父フリオーソは2006年の勝ち馬。チャンスある。

 ローズジュレップは兵庫ジュニアグランプリを完勝。地元の川原騎手を起用し、逃げるネコワールドの2番手を追走。最後は力でねじ伏せた。すずらん賞でリエノテソーロと対戦しているが、その時は出遅れもあり1.6秒差9着に敗れている。ネコワールドをマークすればよかった前走と異なり、今回はリエノテソーロがいるだけに、難しいレースになりそうだ。

 北海道2歳優駿組も侮れない。ストーンリバーはエピカリスの2.7秒差4着と大敗だったが、ヒガシウィルウィン、スウィフトハートとは僅差。2走前の鎌倉記念を出遅れながら巻き返して勝ち、コース経験があるのは有利だろう。差はない。スウィフトハートは2.7秒差3着。デビュー以来【2-2-3-0】と安定した成績で着外なし。前述2頭とは差はなく大崩れもないだいけに、コース適性がカギを握るだろう。

 シゲルコングは繰り上がりで出走。まだ馬が若く荒削りな面もあるが、秘めるパワーはかなりのもの。初の小回り馬場への対応は微妙だが、ダートでは底を見せていない。

 

 ◎リエノテソーロ

 ○ヒガシウィルウィン

 ▲バリスコア

 △ローズジュレップ

 △ストーンリバー

 △スウィフトハート

 △シゲルコング

 

(日刊競馬 小山内完友)

 

日刊

 

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