【開催見解】第12回高知競馬(12/13~12/23)

2014年12月12日

 高知競馬は第12回開催がスタートする。今開催は13日〔土〕、14日〔日〕、20日〔土〕、21日〔日〕、23日〔火〕の5日間開催。重賞は年末の次開催に譲り、今開催は大きなレースはないが、その重賞レースに向けての熱い戦いが予想される。特に興味深いのが2歳戦。28日〔日〕の2歳王者決定戦、第36回金の鞍賞に向けて、若馬たちが切磋琢磨している。昨年の勝ち馬はニシノマリーナ。当時は全くの伏兵的存在だったが、今から思うとフロックでも何でもなかったことが分かる。それでは少し2歳戦に触れてみたい。

 

 先週までに行われた2歳戦は3鞍。それぞれプリンセスプラン、スクリーンヒロイン、リワードヘヴンが勝ち名乗りをあげたが、やはり一番の注目はリワードヘヴンだろう。同馬は高知デビュー。そのデビュー戦はプリンセスプランに遅れをとったが、2戦目の前走は古馬混合戦でも善戦していたプリンセスボーラーを負かし、素材の良さをアピールしている。管理するのは高知の伯楽、雑賀正光調教師であり、鞍上は現在、勝ち鞍のペースがハンパない永森大智騎手。金の鞍賞が楽しみな一頭だ。

 

 そのリワードヘヴンは不在だが、13日〔土〕の第1レースに行われる2歳戦も注目度が高い。既に勝ち星のある前述のプリンセスプラン、スクリーンヒロインに、北海道からの転入初戦を迎える3頭が合いまみえる。その3頭、マドヲアケレバ、サムライマジック、ブルージャスティスは共に北海道の1勝馬。今回のレース次第では、金の鞍賞の有力候補として名前が挙がってくるだろう。第1レースから見逃せないところだ。

 

 さてそれではレース展望に移りたい。日曜のオープンは7頭立て。登録のあったサクラシャイニーやマウンテンダイヤは回避。結局、ファイアーフロート対雑賀正光厩舎勢の争いになりそうな雰囲気で、馬券的妙味は薄い。ということで今回は土曜のメイン「大雪特別」〔サラ系B1-1選抜 1400メートル〕を展望したい。こちらも大きな波乱は考えづらいが、見どころの多い一戦である。

 

 ・モズムラクモ…前々走はこの条件で3着に敗れたが、前走の勝ちっぷりが優秀。マイル戦から1300メートル戦に変わっての快勝を見ても、やはり短距離がベストなのだろう。メンバー的に、今回もおそらくハナを主張しての競馬。堂々と押し切ってもらいたい。

 

 ・ウェザーサイド…勝ち味に遅い面はあるが、西川騎手とのコンビでは未だにオール連対であり、安心して馬券を買える馬だ。展開も距離も不問。まず絡むだろう。

 

 その他にも魅力的な駒は多い。中西騎手とのコンビで常識にかかりだしたグルービーメテオ、地力秘めるロジサイレンスやリバティバランスは外せない存在。クロクモやノヴェッロも最近の走りは悪くない。おそらく上位争いはこのあたりまで。いいレースを見せて欲しい。

 

 

中島競馬号

 

 

楽天競馬 ネット新聞スタンド

  • 地方競馬ネット新聞
  • 日刊競馬
  • イー新聞
  • コンビニプリント競馬新聞

楽天競馬 公式SNS

  • FaceBook
  • Twitter

キーワードから探す

RSS

このページの先頭へ

開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

ポイントで競馬新聞が買える!地方競馬ネット新聞