【開催見解】第18回高知競馬(3/12~20 重賞:黒船賞、土佐春花賞)

2017年3月11日

 高知競馬は第18回開催がスタートする。今開催は12日(日)、14日(火)、19日 (日)、20日(月)の4日間開催。14日(火)には、いよいよ第19回黒船賞が、20日(月)には3歳重賞、第5回土佐春花賞が行われる。黒船賞はJRA勢を中心に強豪が集結。どのような決着を見るのか楽しみだが…。

 

 既報の通り、地元の選考競走を勝ち上がったサクラシャイニー、カッサイ、イッツガナハプンは回避。権利を得ただけであり、出走する義務がある訳ではないが、選考競走の存在意義を考える時期なのか。回避の理由は様々あるが、以前より賞金がアップされた点も挙げられる。黒船賞の着外手当より、地元のメンバーで勝てる馬は回避した方が得策という見方もできるのだ。他場でも見受けられる傾向が高知でも…といった感じだろうか。ただ、賞金がアップしたことで、転入馬のレベルが上がったことも確か。第1回リバーセキトバ以来の地元馬の勝利。その可能性はむしろ上がっているようにも思える。その日を思い浮かべながら、今年の黒船賞を堪能したいと思う。

 

 それでは注目のレースを紹介していこうと思う。今回の注目レースはもちろん、14日(火)のメイン第5レース「第19回黒船賞」(サラ系4歳以上 1400メートル)。JRAに人気は集中しそうだが、なかなか興味深いメンバーだ。

 

・ニシケンモノノフ…前走はフェブラリーステークスで5着。差し馬台頭の流れの中、積極的な競馬で掲示板を守った点は高く評価できる。昨年はダノンレジェンドの2着。今年は堂々の主役だろう。

・キングズガード…近走は東京競馬場ばかりのレースが続いているため、地方コースがどうかだが、戦績を振り返ると勝ち鞍は全て右回りの1400メートル戦。案外、舞台設定はベストなのかもしれない。

・JRA勢は上記2頭に加え、地方コースは向くグレイスフルリープ、黒船賞は4年連続の出走になるドリームバレンチノ、勢いあるブラゾンドゥリスの布陣。黒船賞は出世レースの趣があるだけに、ブラゾンドゥリスには期待している。

 

・地元勢はヴィンテージイヤー、ディアマルコ、サトノキングリーの3頭。今回のメンバーでは善戦が一杯だろうが、他場での経験も豊富なディアマルコあたりがどこまで食い下がれるかには注目したいところ。ヴィンテージイヤーに騎乗する中西騎手は調教師への転身を明らかにしており、おそらく今回が最後の黒船賞となる。随分古いが、メイショウタイカンとのコンビで3着と踏ん張ったレースは印象深いものがある。少しでも、見せ場を作って欲しいものだ。

 

 

中島競馬号

 

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