【開催見解】第2回高知競馬（4/25～5/7 重賞：福永洋一記念）
高知競馬は第２回開催がスタートする。今開催は25日(火)、26日(水)、５月４日 (木)、6日 (土)、７日 (日)の５日間開催。26日(水)には第８回福永洋一記念が行われる。今年は８頭立て。毎年、印象に残るレースが見られるだけに、今年も楽しみである。
福永洋一記念はもちろんだが、この日は注目のレースが多い。JRA指定交流、桂浜盃、そして2017ヤングジョッキーズシリーズの高知ラウンドが行われる。
昨年の桂浜盃は今年、福永洋一記念でも人気の一頭に挙げられるカッサイが圧勝。並み居るJRA勢を全く相手にしない逃げ切り勝ちを演じた。今回は地元勢の連覇に期待がかかるが、その期待を一身に背負うのがヒロノカイザーだろう。３月のJRA交流、はりまや盃ではスタートで出遅れ、４角では外に振られるロスがありながら、勝ち馬に半馬身差まで迫った姿は印象的だった。今回はそのはりまや盃と同じ２番枠。陣営はリベンジに燃えている。もう一頭、挙げるとすればマンボダンサーだろう。JRA在籍時にはダートで４勝。高知転入後はスケールの大きな走りで２連勝を飾っている。管路する雑賀正光調教師も自信ありげ。何だかんだでJRA勢は強いが、この２頭を含む地元６頭の走りに期待したい。
2017ヤングジョッキーズシリーズは、暮れの大井、中山競馬場でのファイナルラウンド出走権をかけてのトライアルラウンド。その第１ラウンドが高知で行われる。計２レースでのポイント制であり、新人王争覇戦の様な趣がある。出走馬は時計差のない面々ばかり。予想が当たる気がしないが、まずはヤングジョッキーたちの奮闘に期待したい。
それでは注目のレースを紹介していこうと思う。今回の注目レースはもちろん、26日(水)のメイン第９レース「第８回福永洋一記念」(サラ系４歳以上 1600メートル)。昨年はニシノファイターが魂の逃げ切り。中西騎手の感極まった表情が印象的だった。今年はどの様なドラマが待っているだろうか。
・サクラシャイニー…前走の御厨人窟賞で重賞９勝目。年齢的に上積みは望めないが、無理のないローテーションを組み、出走してくればきっちりと結果を出している。福永洋一記念は一昨年、２秒以上もの大差で勝ったレース。自身２度目の制覇に期待だ。
・カッサイ…前々走は出遅れて大敗を喫したが、間隔を開けて立て直された前走を勝利。やはり力がある。サクラシャイニーとは分が悪いが、どこまで迫れるかに注目だ。
・その他ではカイロス、ロジテースト、クレスタランあたり。カイロスは前走、距離に不安のあった二十四万石賞で２着。順調に使い込めることで、走りは着実にアップしている。人気の一頭ではあろうが、そのレースぶりは要チェックだ。
