【開催見解】第6回高知競馬(7/22~8/6 重賞:トレノ賞)
高知競馬は第6回開催がスタートする。今開催は22日(土)、23日(日)、29日 (土)、30日 (日)、8月5日(土)、6日 (日)の6日間開催。23日(日)には第14回トレノ賞が行われる。1300mの電撃戦に古馬の一線級が集結。結果が非常に楽しみだ。
最近の高知競馬の話題では、やはり注目は中西達也騎手の調教師免許取得だろう。中津でデビューし、その後に高知へ移籍。数々の名馬とコンビを組み、先週の時点で通算2592勝している。今年もフリビオンを駆り3歳2冠を達成するなど、まだまだ現役として活躍して欲しい存在だが、今度は調教師として競馬を盛り上げてくれることだろう。中西騎手、おめでとうございます。なお騎乗は7月一杯。8月から開業の運びとなるようだ。
それでは注目のレースを紹介していこうと思う。今回の注目レースは23日(日)のメイン第7レース「第14回トレノ賞」(サラ系3歳以上 1300メートル)。中西騎手にとっては最後の重賞ライド。楽しみは尽きない。
・サクラシャイニー・・・ここまで重賞を9勝。4月の福永洋一記念では結果を残せなかったが、元々、使い込むと良くないタイプであり、ちょうど調子が落ちていた頃と重なったのだろう。今回はそこから休養を入れての出走。リフレッシュ効果に期待が集まる。
・セトノプロミス・・・連戦連勝というタイプではなく、何かピースが欠けると脆い面はあるが、今回は同斤量で馬場も回復と条件は好転する。昨年、メイショウツチヤマを勝利に導いた中田騎手とのコンビも興味深い。
・ヒロノカイザー・・・前走は休み明けの一戦。直前の怪我で佐原騎手が乗れなかったこともあり、思わぬ凡退に終わったが、ひと叩きでこのローテは青写真通りらしい。とにかくスケールは大きい馬。中西騎手が勝てば、非常にドラマチックである。
・カイロス・・・前走の園田FCスプリントは4着だったが、これだけ順調に使えるのだから状態の良さは間違いない。福永洋一記念のような形になれば面白い。
・その他にも魅力ある馬ばかり。園田FCスプリントで2着と気を吐いたカッサイ、短距離の方が切れるワイルドコットン、売り出し中のサクラビクトワールなども大差はなく、要は展開次第と言える。個人的にはロジテーストあたりも面白い気がしているが。
ひとつ言い忘れていたが、今週二日間はスプリント祭りということで、800m戦が行われる。思わぬ馬の好走で大荒れになることもあるだけに、是非、チャレンジして欲しい。