【開催見解】第7回高知競馬(8/19~9/3 重賞:建依別賞)
高知競馬は第7回開催がスタートする。今開催は19日(土)、20日(日)、26日 (土)、27日 (日)、9月2日(土)、3日 (日)の6日間開催。27日(日)には第40回建依別賞が行われる。既に登録メンバーも発表されており、なかなか注目度の高い一戦になりそうだ。
今開催はその建依別賞の他にも注目の準重賞が3レース組まれている。19日(土)の3歳馬限定の栴檀特別、26日 (土)にはB級以下の仁淀川特別、そして9月2日(土)には再び3歳馬限定の魚梁瀬杉特別が行われる。栴檀特別には、今年の3歳2冠馬フリビオンが出走。主戦、中西達也騎手の引退、調教師への転身に伴い、今回から同期である西川敏弘騎手が手綱をとる。フリビオンはまだ炭田健二厩舎に所属しているが、行く行くは中西達也厩舎へと所属変更となる予定とのこと。今後のローテーションも含め、興味は尽きない馬だが、まずは栴檀特別での走りに注目したい。
仁淀川特別、魚梁瀬杉特別は新設の準重賞。仁淀川特別はお正月恒例の初夢特別同様、B級以下のメンバーによる一戦である。今年の初夢特別を勝ったのは現在、南関東で頑張っているナスノフラッシュ。今や重賞に出走するまでに出世したサクラビクトワールが4着に敗れた一戦でもあり、レベルの高さが伝わってくる。登録メンバーを見渡すと、当時ほど層は厚くないが、是非ともいいレースを見せて欲しいと思う。
それでは注目のレースを紹介していこうと思う。今回の注目レースは19日(土)のメイン第5レース「栴檀特別」(サラ系3歳 1400メートル)。先述の通り、今年の3歳2冠馬フリビオンが出走する。レースっぷりに注目だ。
・フリビオン…しつこくて申し訳ないが、今年の3歳2冠馬。前走の高知優駿は今年から全国交流となり、他地区からの遠征馬も参戦したが、難なく退けた脚力は圧巻だった。今回はその高知優駿以来の実戦。休み明けにいいイメージはないが、今回のメンバー構成なら泣き言は言えないところ。新コンビ、西川騎手の手綱さばきにも注目したい。
・コパノベスト…高知転入後は3戦3勝。豊かなスピードを武器に、土つかずの快進撃を続けている。騙馬であり気性面の難しさはあると聞くが、フリビオン相手にどこまで戦えるか。
・モミヂノニシキ…現在2連勝中。課題のゲートに良化があり、再び軌道に乗ってきた。粗削りだが、スケールの大きな走りをする馬。連争いならチャンスはある。
・その他にも、連争いなら有望な馬がズラリ。順当なら上記の2頭で決まっても良さそうだが、個人的にはナムラミルク、タツジンソクあたりに妙味を感じている。果たして結果は?それでは皆さん、今開催も競馬を楽しみましょう!