【開催見解】第8回高知競馬(9/9~9/20 重賞:珊瑚冠賞)

2017年9月8日

 高知競馬は第8回開催がスタートする。今開催は9日(土)、10日(日)、17日 (日)、18日 (月)、20日(水)の5日間開催。18日 (月)には第29回珊瑚冠賞が行われる。いよいよ秋の重賞戦線のスタート。夏の重賞から距離が延びることで、勢力図がどう変わっていくのか。毎年のことながら、興味は尽きない。

 

 出走メンバーの発表はまだだが、日程を考えると今週のオープンを自重した面々が名を連ねるものとなりそう。セトノプロミス、ワイルドコットンの松木厩舎勢、チャオやロジテーストの工藤真司厩舎勢などが該当するだろう。連闘での出走を予定しているのがトレノ賞勝ちのヒロノカイザー。同馬は前走の建依別賞で惨敗を喫したが、少し詰めたローテーションの方がいいとの考えのよう。今週のA2組戦でどのようなレースを見せてくれるかに注目したい。イッツガナハプンの動向も気になる。予定していた川崎のスパーキングサマーカップは馬運車中でのアクシデントで無念の除外。そこからどこまで立ち直ってくるかだが、距離が延びての強さは証明済みだけに、是非とも出走して欲しい一頭である。下組から挑戦の意向を示しているのがスタートレイル。前走はB級以下の準重賞、仁淀川特別で2着。まだまだ完調手前ながら、復調の兆しは見せている。一昨年の珊瑚冠賞ではマウンテンダイヤの頭差の2着。こちらも距離が延びていいタイプだけに、出走の運びとなれば惑星的な存在になるだろう。現実味は薄いかもしれないが、今年の3歳2冠馬フリビオンも、出走なら話題を集めることになるはず。秋の黒潮菊花賞で3冠を狙うのか、西日本ダービーに向かうのか、今後のローテーションは未定のようだが、高知の一線級相手で力を試すのもありのような気がするが。登録メンバーの発表は来週の月曜日。今からワクワクする。

 

 それでは注目のレースを紹介していこうと思う。今回の注目レースは9日(土)のメイン第11レース「千本山特別」(サラ系B1-1選抜 1300メートル)。日曜メインのオープンはカッサイの1強であり、馬券的な妙味はない。それならまだ土曜のメインがましだろう。

 

・ギンパリ・・・転入後はいきなり3連勝。条件にも恵まれていたが、スケールの大きな走りで頭角を現すと、前走は建依別賞に出走し5着と善戦した。本来はまだC級で走れる身だが、陣営はローテーション的なこともあり、今回はB級に挑戦。ただ挑戦者のイメージは皆無であり、断然の人気を集めて圧勝するシーンしか浮かばない。

 

・バルドル・・・前走はB級以下の準重賞、仁淀川特別で5着。ハナに行けず中途半端な形となったのが残念だったが、行き切れれば相手なりの競馬ができる馬である。メンバー構成的にも、何とか形は作れるはずだ。

 

・その他ではセイウンアサヒ、ハルノフェスタ、ニシノオウガイなど。特にセイウンアサヒは2連勝であり、前走はヤマノウィザードを撃破している。ここもひょっとすると・・・。

 

・その他にも、連争いなら有望な馬がズラリ。順当なら上記の2頭で決まっても良さそうだが、個人的にはナムラミルク、タツジンソクあたりに妙味を感じている。果たして結果は?それでは皆さん、今開催も競馬を楽しみましょう!

 

 

中島競馬号

 

 

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開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

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