【開催見解】第11回高知競馬(11/11~11/26 重賞:黒潮ジュニアチャンピオンシップ、土佐秋月賞)

2017年11月10日

 高知競馬は第11回開催がスタートする。今開催は11日(土)、12日(日)、18日 (土)、19日 (日)、25日(土)、26日 (日)の6日間開催。18日 (土)には第2回黒潮ジュニアチャンピオンシップ、26日 (日)には第6回土佐秋月賞が行われる。

 

 黒潮ジュニアチャンピオンシップは高知生え抜きの2歳馬による戦い。現時点ではデビューから4連勝中のネオプリンセスが頭ひとつ抜けた存在だが、そこに地力強化中のヴァリヤンツリがどこまで迫るかといった図式。3歳重賞である土佐秋月賞は今回もフリビオンの参戦は見込めず、またまた混迷を極めている。黒潮菊花賞を制したモズオトコマエはレース後、順調さを欠いているが、出走に漕ぎつければ主役候補の一頭になるか。いずれにしても、今開催は若馬たちによる重賞が楽しみである。

 

 一方の古馬重賞は、前開催の第13回黒潮マイルチャンピオンシップ。ワイルドコットンと三村展久騎手のコンビが見事な勝利を飾っている。このコンビは前々走の準重賞、アンライバルド賞も勝利。アンライバルド賞はやや展開に恵まれての勝利に映ったが、今回は自ら動いての圧勝であり、強さが際立った。福山時代にはリーディングに輝いたほどの実績を持つ三村騎手。紆余曲折ありながらの高知での初タイトルには本当におめでとう!という気持ちだ。残念だったのがイッツガナハプン。夏場の県外遠征をアクシデントで除外になって以降の競馬でもあったが、伸びを欠いて5着という結果に終わってしまった。ただ、今後の良化度合いでは再び大きな舞台で活躍できる逸材。何とか立て直して欲しいと願うばかりである。

 

 さて、それでは注目のレースを紹介していこうと思う。今回の注目レースは11日(土)のメイン第11レース「雪待ち月特別」(サラ系C2-1選抜 1400メートル)。勝負圏内の馬は限られるが、なかなかの好メンバーだ。

 

・トウカイマインド…JRAから転入し、ここまで3戦2勝。前々走は位置取り悪く3着に敗れたが、勝った2戦のインパクトは大。力通りの競馬さえできれば、ここも主役候補だ。

 

・エイシンキロオル…スタートが課題だが、好位で流れ乗れた前走はワンサイド勝ちだったように、能力自体は抜けている。スタートさえ五分なら今回も好勝負になろう。

 

・トラストレイカ…転入当時は先行していたが、差しに回った前2走で共に勝っているように、控える形が本来のスタイルだろう。選抜メンバーでも勢いは魅力だ。

 

・その他では良血オルトロス、この条件の上位常連ウインバレリーナあたり。展開次第では割って入る余地はあるだろう。

 

中島競馬号

 

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