【開催見解】第15回高知競馬(1/21~1/31 重賞:大高坂賞)

2018年1月20日

 高知競馬は第15回開催がスタートする。今開催は21日(日)、23日(火)、24日 (水)、28日 (日)、30日(火)、31日(水)の6日間開催。黒船賞選考競走、第7回大高坂賞、全日本新人王争覇戦競走、牝馬限定の準重賞ベラトリックス特別が行われる。

 

 黒船賞選考競走は計3レース。その第1弾が大高坂賞だ。3連覇中であるサクラシャイニーの出走はないが、まずはどの馬が出走権を手にするだろうか。ただ、今回は若干、手薄なメンバー構成になった印象。展望については後述するが、おそらく人気サイドはカイロス、ティアップリバティ、カッサイ、ギンパリあたりか。セトノプロミスやワイルドコットンといった松木勢の出走はなく、イッツガナハプン、フリビオンの名前もない。今後の選考競走でどのような流れになるかだが、フリビオンは黒船賞路線へは向かわないとの話もある。そして、選考競走を勝ち上がった面々が本番へ向かうのかどうかも注目。昨年は権利を得た3頭が全て回避。選考競走の意義が問われる結果をなっている。

 

 全日本新人王争覇戦競走は今年も計2戦のポイント制で行われる。以前の一発勝負の方が緊張感があったが、ポイント制はポイント制で面白みがある。地元、高知からは塚本雄大騎手が参戦。高知で短期騎乗の経験がある岩手の木村直輝騎手、川崎の中越琉世騎手や、NARの優秀新人騎手賞を受賞した岩手の鈴木祐騎手、JRAからは矢作調教師の弟子であり坂井英光騎手の息子である坂井瑠星騎手、木幡3兄弟の二男、拓也騎手なども参戦する。今年もフレッシュなレースを堪能したいと思う。

 

 さて、それでは注目のレースを紹介していこうと思う。今回の注目レースは21日(日)のメイン第7レース「第7回大高坂賞」(サラ系4歳以上 1400メートル)。大荒れは考えづらいメンバー構成だが、選考競走第1弾の結果はいかに。

 

・カイロス・・・少々、ペースが上がっても簡単には引き下がらない勝負根性が武器。現状なら最内枠も味方になる。黒船賞で見たいファンは全国的にも多いのではないか。 

 

・ティアップリバティ・・・暮れの高知県知事賞で3着。底を見せてない点は大きな魅力だ。おそらくカイロスをピッタリマークで運ぶはず。交わせば先の展望がさらに広がる。

 

・カッサイ・・・前走はスローペースで逃げて失速。一時の走りが見られないのは残念だが、下降に陥っても復活してくるのがカッサイでもある。当然、軽視はできない。

 

・ギンパリ・・・お正月の初夢特別を快勝。内枠時、揉まれた時の脆さはあるが、スンナリ行けた時には強い競馬を見せる。前半で形を作れば楽しみはあるだろう。

 

 

中島競馬号

 

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