【開催見解】第5回高知競馬（7/7～22）
高知競馬は第5回開催がスタートする。今開催は7日(土)、8日(日)、15日(日)、16日(月)、21日(土)、22日(日)の6日間開催。重賞レースはないが、7日(土)には牝馬限定の準重賞ヴェガ特別が行われる。重賞2勝馬のティアップリバティは回避したが、今回もレベルの高い牝馬が揃った一戦。のちほど出走馬を紹介したいと思う。
16日(月)は第9回夜さ恋フェスティバルが開催される。21年に始まった通年ナイターも9周年を迎える。イベントの詳細はまだ伝わってこないが、多くのファンに注目していただければと思う。また当日はJRA指定交流のよさこい盃、2018ヤングジョッキーズシリーズ、トライアルラウンド高知も行われる。よさこい盃は今年から新設されたレースで、条件ははりまや盃、桂浜盃と全く同じ。地元からは桂浜盃の勝ち馬であり、トレノ賞2着のコスタアレグレが出走を予定している。ヤングジョッキーズシリーズはフレッシュな戦いが楽しみだが、昨年同様、予想には四苦八苦しそうな気が‥。
また先週は、林騎手の高知競馬への正式移籍、下村瑠衣騎手の現役引退があった。林騎手はいきなりトレノ賞を制する大活躍。下村騎手は勝ち星こそマークできなかったが、怪我なく最後まで乗ってくれた。引退式における、佐原騎手からのサプライズプロポーズ、素敵でした！林くん、瑠衣ちゃんの未来が輝かしいものとなるよう、応援したいと思う。
さて、それでは注目のレースを紹介していこうと思う。今回の注目レースは、7日(土)のメイン第5レース「ヴェガ特別」(サラ系3歳以上牝馬 1300メートル)。順当決着とはならない最近の牝馬戦線。今回もひと波乱は覚悟しておきたい。
・ディアマルコ…地元では近走、やや精彩を欠いていたが、前走は佐賀のヴィーナスカップに挑戦し、見事勝利。那俄性調教師が以前から触れているように、輸送競馬の力を出せる傾向にあるが、それにしてもディアマルコらしい粘り強い競馬を見せてくれた。もう少し距離は欲しいが、出走してくればやはり注目を集めるだろう。
・ヨアソビ…前走は園田FCスプリントに挑戦。結果は出なかったが、スピード能力の確かさを改めて証明できた。西川騎手とは相性抜群。簡単には止まらないだろう。
・ヴァリヤンツリ…3歳戦で賞金を稼ぎ、現在の格付けはＡ級。今後を占う意味でも重要な一戦になる。メンバーは強いが、相手なりには走れる印象。いいところがないか。
その他にも有力馬が多くスタンバイ。復調の兆しを見せるキシュウマイウェイ、牝馬シリーズ得意のエルパンドール、スンナリ流れに乗れればバーントシェンナあたりにもチャンスはある。雨中の決戦になりそうだが、全馬無事に、そしていいレースを見せて欲しい。
