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【開催見解】第11回高知競馬 (11/24~12/9 重賞:土佐秋月賞)

2018年11月23日

 高知競馬は第11回開催がスタートする。今開催は24日(土)、25日(日)、12月1日(土)、2日(日)、8日(土)、9日(日)の6日間開催。25日(日)には3歳世代、最後の重賞である第7回土佐秋月賞が行われる。今年の3歳重賞はここまで、全て勝ち馬が異なる大混戦。最後の3歳重賞、どのような結果になるか楽しみだ。

 今開催の目玉はその土佐秋月賞だが、先週は高知デビュー限定の2歳重賞、第3回黒潮ジュニアチャンピオンシップが行われた。勝ったのはアルネゴーと倉兼育康騎手。メンバー唯一の3勝馬であり、ここ最近は一戦毎に凄味が増していたが、このレースも後方待機から目を見張る脚で抜け出し、初重賞制覇を果たした。7月のデビュー時から20キロ近い増量に成功。今後、この世代を牽引する一頭になるだろう。2着に敗れたが、グローサンドリヨンのレースぶりも光った。序盤からのハイペースの中、2番手を追走。逃げていたハロングロットルが7着に沈み、アルネゴーと似た位置にいた超伏兵ラントゥユーが3着に台頭したことを思うと、一番強い競馬をしたという見方もできる。12月28日に行われる金の鞍賞での再戦が今から待ち遠しい。

 先週の17日には大記録も達成された。松木啓助調教師の地方競馬通算3000勝である。1986年に騎手から調教師に転身し、ここまで50以上の重賞を制覇。近年も多数のオープン馬を管理する伯楽に、またひとつ大きな勲章が加わった。今回の記録達成により、高知競馬には現在、雑賀正光調教師、松木啓助調教師と二人の3000勝トレーナーが存在することに。今後、まだまだ高知競馬を盛り上げて欲しいと思う。

 それでは注目のレースをご紹介したい。今回の注目レースは、25日(日)のメイン第7レース「第7回土佐秋月賞」(サラ系3歳 1600メートル)だ。先述の通り、今年は最後まで軸になる存在が現れなかった混戦世代。最後に笑うのはどの馬になるか。

 ・アウトスタンディン…前々走の黒潮菊花賞で初タイトル。元々、距離延びていいタイプだったが、見事に持ち味を発揮した。今回も順調な調整過程。マイルなら距離面もいい。
 ・ヴァリヤンツリ…近走は勝ち切れない競馬が続いているが、安定感では他の追随を許さない。少し間隔を開け、巻き返しに余念のない調整。勝ち負けには欠かせない。
 ・ネオプリンセス…黒潮菊花賞では大敗に終わったが、距離、馬場が合わなかった印象があった。マイル戦で今の馬場状態なら、菊花賞のような結果にはまずなるまい。

 ・その他にも魅力ある馬が多数。底を見せない黒潮菊花賞2着馬ジャンニーナを筆頭に、サンダベンポート、マイネルセボンなどが出走。さらにレマンコ、ウイントラゲットなども、展開が向けば食い込めても驚けない力を持っている。好レースを期待したい。

中島競馬号

 

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