【開催見解】第4回高知競馬(6/22~7/7)

2019年6月21日

 高知競馬は第4回開催がスタートする。今開催は6月22日(土)、23日(日)、29日 (土)、 30日 (日)、7月6日 (土)、7日 (日)の6日間開催。重賞競走は組まれていないが、6日 (土)には牝馬限定の準重賞、ヴェガ特別が行われる。大物が休養中であり、牝馬戦線は混戦模様。下級条件から参戦の意を表している馬もおり、興味深いメンバー構成になるのではないかと思われる。24日の登録メンバー発表を楽しみに待ちたい。

 

 楽しみな準重賞という点では、前開催は9日に「トーセンジョーダン賞」(サラ系4歳以上 1600m)が行われた。二十四万石賞、福永洋一記念を連続2着し、今度この期待が高かったキャプテンオリオンが人気を集めたが、パーソナルマキと大澤騎手のコンビがイン強襲を決めて大金星を演出。逃げたアーチザスカイが2着に残り、キャプテンオリオンは僅かに遅れととり3着に終わっている。パーソナルマキは高知転入後、10戦目での初勝利が準重賞、大澤騎手も初のタイトル奪取となった。

 

 16日に行われた黒潮ダービー「第47回高知優駿」(サラ系3歳 1900m)は全国交流となって3年目。昨年は遠征馬のワンツー決着となったが、今年は地元高知のナンヨーオボロヅキが逃げ切り勝ちを決めた。4頭出しで挑んだ雑賀厩舎が同馬の鞍上に据えたのが大井の御神本騎手。最後は一杯一杯になりながら何とか後続の追撃を封じたシーンには、スタートからのち密な計算を感じさせた。地元勢ではディアレイカの6着も立派だった。姉にディアマルコがいる、今年の出走馬の中では唯一の生え抜き馬。勝ち負けまでには加われなかったが、賞賛に値する走りだった。高知競馬もそろそろ2歳シーズンの開幕。3歳戦線を賑わすような素質馬の出現を待ちたい。

 

 さて、それでは注目のレースを紹介していこうと思う。今回の注目レースは、23日(日)の「パール特別」(サラ系A-1選抜 1600メートル)。トーセンジョーダン賞を制したパーソナルマキも出走する平場のオープン競走だ。

 

・チャオ‥当初は園田の六甲盃に出走予定だったが、不安が出て結局は回避し地元戦に。ここまで重賞、準重賞に手が届きそうでなかなか届かないが、今回はかなりメンバー構成に恵まれた印象がある。その後、状態面に関しては問題ないとのこと。人気が予想される。

・アーチザスカイ‥前走のトーセンジョーダン賞で2着。決して楽な展開、ペースではなかったが、勝ちに等しい内容を残した。今回は笠松の大ベテラン、東川公則騎手の手綱。期間限定騎乗スタートの先週は未勝利だったが、この一戦も含め、今週は活躍して欲しい。

・その他ではパーソナルマキ、スプリングガール、ハルノフェスタあたり。スプリングガール、ハルノフェスタあたりはヴェガ特別にも登録してきそうだが、ここもチャンスは十分。いい形で次走に挑みたいところだろう。

 

 

 

 

 

 

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開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

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