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【開催見解】第5回高知競馬(7/14~28 重賞:トレノ賞)

2019年7月13日

 高知競馬は第5回開催がスタートする。今開催は7月14日(日)、15日(月)、20日 (土)、 21日 (日)、27日 (土)、28日 (日)の6日間開催。15日 (月)にはヤングジョッキーズシリーズトライアルの高知ラウンドとJRA指定交流の「よさこい盃」、21日 (日)には夏の短距離重賞、「第16回トレノ賞」が行われる。

 

 今年のYJSトライアル高知ラウンドは地元5騎手、兵庫3騎手、JRA6騎手の計14騎手。対象クラスはC3級となっている。実力差のない記者選抜戦のようなメンバー構成になっており、やはり今年も荒れる予感しかないが、当たれば大きいだけに、フレッシュな戦いを堪能しつつ、馬券の面でも挑戦して欲しいと思う。

 

 よさこい盃は地元6頭、JRA勢6頭。昨年はコスタアレグレと倉兼騎手が制しているが、今年はファドーグをパートナーとしての連覇に期待がかかる。ファドーグは3月のはりまや盃では出遅れて3着に敗れ、そこから低迷期に入っていたが、現在は2連勝と復調ムード。JRA勢も粒ぞろいだが、今年も地元馬の勝利が見たい。

 

 トレノ賞に関しては、新星ケイマの参戦が楽しみでならない。高知転入後はA2、オープンをともに圧勝。サクラレグナムがスプリントシリーズ遠征で不在の為、同馬への注目度が増している。転入後2戦の手綱は新人、濱尚美騎手が握ってきたが、本番は別の騎手で…という噂も。重賞は別定のため、一気に斤量が増えることになるが、夏の主役となりうる素材であるのは確か。レースぶりを楽しみにしたい。

 

 さて、それでは注目レースの予想に移ろう。今回の注目レースは、15日(月)の「ヤ・シィパーク特別」(サラ系C1-1選抜 1300メートル)。内目の枠に有力馬が揃った印象のある一戦だ。

 

 ・ベルウッドテラス‥転入初戦を圧勝後はやや足踏みが続いたが、前走は再び豪脚を披露。さすがの力を見せつけた。距離短縮がいいタイプではなかろうが、本来ならまだまだ圧倒できるクラス。連勝へ期待が高まる。

 ・ペガッソ‥転入初戦はスタート後の不利を跳ね返して勝利し、前走の選抜戦でも3着。陣営もコメントしているが、なかなかの勝負根性を見せている。引き続き出番があろう。

 ・ブランシュ‥軽い馬場が味方している面はあるが、近走の走りは上々。前々走ではこの選抜戦で勝ちに等しい内容を残している。雨の降り方ひとつでチャンスがありそうだ。

 ・その他ではトゥモローウィング、トラストエンジェル、ガクチカキッズ、エアマエルなど。どれもが実力馬だが、大きく変わってくる可能性があるなら休み明けを叩かれたトラストエンジェルか。いずれにしろ、ハイレベルな一戦になるだろう。

 

中島競馬号

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