【開催見解】第11回高知競馬(11/30~12/15)

2019年11月29日

高知競馬は第11回開催がスタートする。今開催は11月30日(土)、12月1日(日)、7日 (土) 、8日 (日)、14日 (土)、15日 (日)の6日間開催。今開催は準重賞が目白押しであり、11月30日(土)には満天星(ドウダンツツジ)特別、7日 (土)には横浜特別、14日 (土)には土佐寒蘭特別が行われる。満天星特別、土佐寒欄特別は3歳馬限定戦であり、距離は1300m、1600m。一方の横浜特別は3歳以上で行われ、1600mが舞台となる。満天星特別は出走馬が既に確定し、横浜特別も登録メンバーが発表済み。どのような盛り上がりを見せるか楽しみだ。

 

盛り上がりという面では、12月28日に行われる2歳王者決定戦、第41回金の鞍賞へ向けての争いも負けていない。24日に行われた第4回黒潮ジュニアチャンピオンシップは高知デビュー馬限定であり、ガンバルンが見事な逃げ切りを決めたが、金の鞍賞は全2歳馬が対象。今年は例年以上に県外からの移籍組がハイレベルであり、それらが今開催、高知での初戦を迎える。代表格と言えるのが30日第2レース(サラ系C3-4 1300m)に出走するフリタイム、そして同日第6レース(C2-6 1400m)に出走するレインズパワーだ。両馬はともに北海道デビューで既に3勝をマーク。レインズパワーはエーデルワイス賞でもコンマ5秒差の7着と善戦しており、かなりの可能性を感じさせる。一般メンバーが相手であり、簡単な競馬は望めないかもしれないが、内容次第では金の鞍賞で主力級に推されるのは間違いないところ。是非、注目していただきたい。

 

横浜特別についても少々。ケイマやサクラレグナムといったビッグネームは不在だが、ピオネロの参戦は実に興味深い。11月10日、転入初戦となったA-2組ではほぼ持ったままで7馬身差の圧勝。陣営の話では大晦日の高知県知事賞が大目標とのことであり、そのステップレースとして出走を予定している。勢力図を一変させる力の持ち主だけに、横浜特別、そして高知県知事賞まで無事に推移することを祈りたい。

 

さて、それでは注目のレースの予想に。今回は30日(土)の第5レース「満天星特別」(サラ系3歳 1300m)だ。

・モズヘラクレス‥高知転入後は2戦2勝。前走の土佐秋月賞では今年の3歳2冠馬ナンヨーオボロヅキを寄せ付けない強さで重賞制覇を飾っている。そのナンヨーオボロヅキは南関東へ移籍。1300mならスピードの違いで再度の逃げ切りが濃厚だろう。

・アルネゴー‥前走は園田の楠賞へ遠征し5着。勝ち馬が強すぎたが、後半の脚は悪くなかった。距離は忙しいが、地元のメンバーなら当然、主力の一頭になる。

・その他ではパワープラント、ヘニーオーザ、グリグリあたり。上昇度ではパワープラント、距離適性ではヘニーオーザ、地力ならグリグリといった印象だが、コスモアニモーソ、グラシアスゼロあたりも3着くらいなら狙えても不思議ない面々。土佐寒蘭特別を占う意味でも、いいレースを見せて欲しい。

 

 

中島競馬号

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