【開催見解】高知競馬(2019/12/21~31 重賞:金の鞍賞、高知県知事賞)

2019年12月20日

 高知競馬は第12回開催がスタートする。今開催は21日(土)、22日(日)、28日 (土) 、29日 (日)、31日 (火)の5日間開催。28日 (土)には2歳重賞、第41回金の鞍賞、31日 (火)には重賞、第50回高知県知事賞が行われる。12月に入り準重賞のオンパレードだったが、注目の2大重賞で2019年を締めくくって頂きたい。

 

 11月に行われた黒潮ジュニアチャンピオンシップは高知デビュー馬限定だが、金の鞍賞は全2歳馬に出走資格がある真の2歳王者決定戦。転入馬が幅を効かせた年もあったが、近3年は高知デビュー馬が制しており、翌年の3歳重賞戦線を占う意味でも見逃せない一戦になっている。今年の黒潮ジュニアチャンピオンシップ勝ち馬はガンバルン。道営から鳴り物入りで転入した組が思ったほどの成績を残せておらず、かなりの混戦ムードが予想されるが、その中でどのような走りを見せてくれるか楽しみだ。

 

 一方の高知県知事賞は、おそらくかなりの好メンバーになるはず。21日(土)の準重賞、瀬戸特別を登録だけにとどめ、結局は回避したウォーターマーズ、ツクバクロオー、モルトベーネ等々を筆頭に、その他、下組からも出走を匂わせている強豪が多い。傑出馬こそ存在しないが、どこからでも狙える組み合わせになりそうな予感がする。金の鞍賞、高知県知事賞ともども、登録メンバーの発表は23日。ワクワクしながら待ちたいと思う。

 

 前開催のレースについても少し振り返りたい。前開催は重賞レースが組まれておらず、3歳以上、3歳限定の準重賞が2レース行われたが、3歳戦はモズヘラクレスが2連勝。これで11月の重賞、土佐秋月賞を含む3歳戦、3連勝を飾った。この世代はナンヨーオボロヅキ、アルネゴーが牽引してきたが、今年の最優秀3歳馬部門が一気に分からくなってきた印象。どう決着するだろうか。

 

 さて、それでは注目のレースを紹介していこうと思う。今回の注目レースは、21日(土)の「瀬戸特別」(サラ系3歳以上 1400メートル)だ。馬券的な妙味はゼロに等しいが、あの馬の凱旋レースに期待が高まる。

 

 ・ケイマ‥夏から秋にかけて重賞を5連勝中。地元のみならず、名古屋、笠松でも勝っており、一戦毎に知名度を上げている。知事賞路線には目もくれず、この馬は3月の黒船賞へ向けてのローテ。本来なら58キロを背負う義務があるが、新人騎手を起用することで56キロで出走できる。目標は先でも、まず負けないだろう。

 ・マイネルサリューエ‥前走の横浜特別で4着。オープンでもメドを立てた。ケイマの強さは鞍上、永森騎手が一番よく知っているだろうが、同馬以外となら互角に戦えていい。

 ・その他では紅一点のスプリングガールや、グローリング、パーソナルマキあたりか。いずれにしても、ケイマの勝ち方を見るレースになるだろう。

 

中島競馬号

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