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【開催見解】第19回名古屋競馬(12/2~5)

2014年12月1日

 今年もあと1カ月。金シャチけいばNAGOYAも2開催を残すのみとなりました。今開催は年末の大一番・名古屋グランプリを次開催に控えているので重賞競走は組まれていませんが、3日目には今年最後の認定競走、4日目にはA-1組のオープン戦が組まれています。では、初日から注目競走を紹介していきましょう。

 

 初日のメインはA-4・B-1組の『射手座特別』。ここは春のクラシック戦線で善戦してきた3歳馬ピースフルリバティが中心。夏場には伸び悩みの時期もありましたが、ここへきて連勝と完全に勢いを取り戻した様子。1400m向きではないですが、メンバーからすると流れは速くなりそうで、馬群さえうまく捌ければ。僚馬エスケイオスカーが最大のライバルでしょうか。機動力という点ではこちらに分。鞍上にも新リーディングが確実視される丸野騎手を配してきました。同じ3歳のタイガーティアラも先行力を生かしてどこまで。ちなみにこの3頭はいずれもB級格。格上のA級馬はというと正直、小粒感は否めず、ワイズマン、アメイジングアスクが3着圏内がやっとという印象です。

 

 2日目(12月3日・水)は9RにJRA交流の『名古屋CCヴァルカン賞』が組まれています。今回の中央勢は前開催の交流戦2着のアグネスチャンスが筆頭、次位が同レース5着の九州産カシノチョッパーといった布陣で、最近ではかなり手薄な顔ぶれ。3歳戦とは違い、中央勢にやられっぱなしの古馬交流ですが、オープンにも出走歴のある地元のゴールデンコマンドや3歳馬トーホウボンバーにもチャンスが出てくるかもしれません。メインの11R・A‐3b組『シクラメン特別』は、中央から移籍後、惜しい競馬が続いているマルカシグナスが初勝利に燃えています。前走のゴール前の伸びは際立っていただけに、うまく捌ければ勝ち負け必至でしょう。好調ドニゼッティも有力。他では今回が転入初戦となるアップアンカー。中央時に当地の交流へ使いに来て1、2着は確かな実績。4歳という若さもあり、当地で大化けする可能性を秘めています。

 

 3日目(12月4日・木)は、10Rに今年最後の認定競走『セレクトゴールド5』が行われます。出走条件は2歳で賞金を満たしていれば何でもオッケー。道営出身、中央出身でも大丈夫(ただ、中央出身馬が勝っても認定権利は与えられず、中央の特指競走には出走できません)。ゴールドウィング賞勝ちのヒメカイドウはここを目標に順調そのもの。ラブミーチャン記念でヒメカイドウに先着したメモリードルマンは中間に疲れが出て、調教を休んだ点がどうでしょう。ならば、同じ生え抜きでもハナノパレード。今回から手綱を取る戸部騎手も「いい感じに仕上がっているし、走りそう」と期待の様子。初の1400m戦で前記メモリードルマンを一蹴した実績があります。中央からそれなりの値段でトレードされてきたアポロオウレン。芝中心の実績ですが、ダートさえこなせばいきなりも十分。あとは手堅いホウライショコラ、レーヌフェアリーといった面々が上位候補でしょう。11RはメインのA‐2組『もみの木特別』。ここもゴールドピューマが中心でしょうが、近走は人気ほど走れていない感じがなきにしもあらず。休み明けで見せ場十分だった実績馬ブライトシンプーは中間さらに上向き気配。笠松の2組を勝ったラヴァリーオステルも大得意のマイル戦なら外せない一頭でしょう。シンゼンユメノスケもこの顔ぶれなら上位人気に支持されそうですが、本調子にはないようで…。

 

 最終日4日目(12月5日・金)のメインはA‐1組『タンザナイトオープン』。意外というかノゾミダイヤが続けて出走してきました。前走、東海菊花賞での10連勝は成らずも、終始大外を回らされる不利が敗因と明白。夏場から使い詰めというのは気になりますが、目標が大みそかの東海ゴールドカップ(笠松)なので、レース間があきすぎないためのローテとか。万全の仕上げとはいかないにしろ、秋にまったく問題にしなかった同期のヒシエクストリームや、休み明けのワールドエンドに負けるわけにはいかないはず。「大丈夫っすよ」と大畑騎手も強気なので信頼したほうが良さそうです。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

競馬東海

 

 

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