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【開催見解】第26回名古屋競馬(3/13~3/17 重賞:若草賞)

2017年3月12日

名古屋競馬は「若草賞シリーズ」と銘打って、3月13日~17日の計5日間で開催されます。ここでは各日のメインレースの展望をお伝えします。
 
初日のメインはB-1組「うお座特別」 1800m
 いわゆる勝ち組の特別で、この条件初挑戦になる馬が比較的多い印象。その中にあっても転入後は8戦7勝2着1回のメモリーサクセスは際立つ存在です。負けた1戦も僚馬が先行する形で少々遠慮があり、仕掛けが遅れてのアタマ差。ほぼパーフェクトと言ってもいいわけで、ここも連勝を伸ばす公算が大きいとみます。負けるシーンがあるとすれば中央1勝馬ドミナドールを捕らえ切れなかった場合のみでしょう。1、2着を固定しての3着争いが焦点で、それもエムティアポロン、メイケイハリケーン、イグナイトあたりが有力。本命サイドの決着で、大きな波乱はないと考えます。
 
2日目のメインはA-3b組「スノーフレーク特別」 1400m
 8頭と落ち着いた頭数ですが、力量が接近しており完全に消せる馬が皆無といった混戦模様。先行有利とみてキクノサージが馬券の中心に最適と思いますが、組み合わせ次第では結構な配当が飛び出しそうな予感がします。同じ先行タイプではメモリービビッドやサカエダビクトリーが有望ですが、先行争いが思いのほか激しくなった場合はトーホウボンバーにも出番が十分にありそう。点数を絞り込むために2頭マルチなど、馬券はひと工夫が必要でしょう。
 
3日目のメインはA-3a組「ムスカリー特別」 1600m
 2日目のメインと似たような雰囲気があるものの、中心には堅実な差し脚に定評があるブランニューを据えるのがよさそうです。前走のオープンはまたも4着となりましたが、顔ぶれからすれば健闘の部類で、自己条件に戻れば2走前の再現も十分に可能なはず。これに1月戦で完勝しているキタノシャーロットも、地元馬だけのマイル戦なら反撃が期待できます。前走が案外だったマルカンパンサーはここが正念場に。前走で久々にハナを譲ったホウライマリーンは大敗後ですが、本来のダッシュ力を生かしての先行策が取れれば大きく変わっても不思議ないと思います。
 
4日目はシリーズメインの3歳牝馬重賞「若草賞」 1400m
 このレースからGDJ3歳シーズンのスタートが切られます。全国交流ということで、兵庫スターレーン、チョウキャプテン、浦和キョウエイオジョウ、高知タッチスプリント、佐賀コパノレイミーと他地区から5頭も参戦を予定しています。前哨戦の梅桜賞ではもうひとつ振るわなかった東海勢ですが、激流となったスプリングカップを制したメモリーミラクルは重賞連勝の可能性が十分にあります。それに次いだカツゲキマドンナ、クインザドリームはここでも有力なはず。わずか3戦のキャリアながらあえてここに挑戦してきたショルトも不気味な存在です。前述した他地区からの遠征馬は小柄な馬が多く、輸送が大きな鍵で、特に前走で400キロを割り込んでしまったタッチスプリントは回復していることが好走の条件になります。
 
5日目のメインはA-1組「アクアマリンオープン」 1400m
 早々に次開催の名古屋大賞典に出走を表明しているカツゲキキトキトやアサクサポイントの登録がなく、コスモナーダムも当初の予定通りここはパスということで、一線級と目される馬の参戦はありません。しかし、オープン初挑戦でアサクサポイントを退けたサンデンバロンがスタンバイ。距離が1400mになったことでまたも独壇場になりそうです。これを追うのがヴェリテで、あい口の良さからもしかすると逆転があるかもしれませんが、サンデンバロンがよほど気分を害さないと難しい気がします。頭数も少なくなりそうなことからしても、体調が安定しているハナノパレードがこれらに次ぐ存在で、大きな波乱はないとみます。ただ、1400mを得意とするイワクラギンガに穴的要素があり、この馬に高配当を託してみるのも面白いかも。

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

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開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

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