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【開催見解】第1回名古屋競馬(4/10~14 重賞:東海桜花賞)

2017年4月9日

 2017年度第1回名古屋競馬は4月10日(月)、12日(水)・13日(木)・14日(金)の4日間。この開催は3月末に年4回行われる賞金控除があったため、全クラス賞金順の編成となっています。また、賞金の増額に伴い、クラス編成の境目がそれぞれ10万円引き上げられました。これにより自動的に降級している馬も多く、見るとやや違和感があるかもしれません。が、例えばB級下位→C級上位に降級したとしても、元々ほとんど力量差はないだけに、過敏に気にする必要はないのかも。東海公営の場合は単なる線引きと考えたほうが無難と思われます。では、各日のメイン競走を紹介していきましょう。

 

 初日はB-1組「おひつじ座特別」(1600m)です。繰り返しになりますが、賞金順の編成で、普段の勝ち組ほどのレベルには至らない顔ぶれ。ただ、傑出馬が不在で馬券的にはかなり難しいレースになるかと。ゲート難が改善して、常に実力を発揮できるようになったモズドゥーチェ。癖馬でも決め手上位のメイショウコルシカが人気を集めそうです。

 

 2日目はA-3組「クレマチス特別」(1600m)です。2走前にオープンで2着と好走したレディエントブルー。前走は4組で2着に負けましたが、勝ち馬は今開催のメイン「東海桜花賞」にも登録のあるスリーネルソンだけに諦めもつくか。かえってマイル戦のほうが道中でうまく息が入りそうです。笠松キングスクルーザーは地元開催を見送っての参戦だけに意欲を評価。キクノサージ、キタノシャーロットは機動力を武器にどこまでですが、前述レディエントブルーとの兼ね合いも鍵を握りそうです。

 

 3日目はA-2組「山桜特別」(1800m)です。実力上位のマルカンパンサーはひと息入った格好で、仕上がり次第というところでしょうか。同馬が万全でないとすると、安定感のあるブランニューが浮上しそうです。体調のすこぶるいいサザンキングは前走が消化不良の競馬で巻き返したところですが、折り合いが難しくて距離延長はマイナスか。見た目以上に走るサマーサラファンやニホンピロマイティも上位候補となりそうです。

 

 4日目はシリーズメインでもある古馬重賞「第57回東海桜花賞」(北陸・東海・近畿交流 1400m)が行われます。「えっ?」と登録馬を見て思った方も多いはず。前開催、名古屋大賞典で中央馬相手に僅差の銅メダルを獲得したばかりのカツゲキキトキトの名前があるじゃありませんか。「前走後も回復が早くて元気一杯。次走は月末のオグリキャップ記念だけど、ちょうどいい調整になるんじゃないか」と錦見師。いまや地方最強馬といっても過言ではないだけに、当初からここを目標にしてきた他陣営にとっては「勘弁してよ~」が本音ではないでしょうか。中・長距離の適性が高いとはいえ、現実に1月の名古屋記念(1400m)は勝っており、ポテンシャルの違いを見せつけてくれるか。ただ、兵庫勢もなかなかのラインナップ。白銀争覇勝ちで重賞3勝のランドクイーンが脇役扱いの印象。インディウムは一昨年の兵庫ダービー馬で、長期休養明け後は短距離路線にシフトして好成績を残していますし、トウケイタイガーは高知・黒船賞で1秒差の6着と健闘しています。いずれも自身のカテゴリーの戦いなら「キトキトなにするものぞ」の意気込みのはず。それぞれのプライドを懸けた熱い戦いが見られそうです。地元からはオープン連勝中のゴールドブラザー、快速サンデンバロン、名古屋コース12戦無敗のスリーネルソンらが登録しています。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

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