【開催見解】第8回名古屋競馬(7/3~7)

2017年7月2日

 名古屋けいばは「ルビーシリーズ」と銘打って、7月3日・5日~7日の計4日間で開催されます。ここでは各日のメインレースの展望をお伝えします。
 
 初日のメインはB-1組の「白鳥座特別」(1,600m)
 番組賞金控除が行われたことにより、今開催は原則的に全クラスが賞金順の編成となっています。したがってA級から下がってきた馬もいるのですが、大きな魅力を感じるのは見当たりません。単純にB級上位で実績を残しているメンバーをピックアップすれば的中できそうな気がします。ただ、そんな状況下で注目したいのが転入新馬のヒロノカマオレ。前回は凡走しましたが、その前の2走で連勝。しかも南関東B3の特別戦を勝っており、このクラスへの編入は有利と思えます。順調に使い込まれての移籍で、仕上がりも良好となれば初戦こそが妙味でしょう。これを中心にしてヒルプリンセス、トラヴィス、ペイシャピュアあたりを絡めることをお勧めします。
 
 2日目はシリーズメインのA-1組「ルビーオープン」(1,800m)
 格上挑戦してきたバイザスコット、マイネルカリストの勢いは認めるものの、最上級では甘くないとみています。しかし、このクラスを連勝したマヤノオントロジーが回避したことで、首位争いは混沌とした印象。あくまで馬券の軸で、という観点からになりますが、安定感のあるオンワードハドソンを中心にするのが最適でしょう。コスモナーダムは2月以来の実戦でも、太め感なく仕上がっており、この距離で3戦3勝が光ります。前走が案外だったヴェリテはいい頃の感触にはもう一歩ですが、すんなりと自分の形に持ち込めれば巻き返しがあっていいと思います。
 
 3日目のメインはA-2組の「夏椿特別」(1,600m)
 ひと息後でも実力上位のマヤノカデンツァが最有力とみていますが、以前ほどの馬力が伝わってきません。抜群の安定感を誇るブランニュー、前走でこれと接戦したエーシンマックス、ペナルティ明けを叩いたドナルトソンには勝機があるように思えます。勢いという点で注目はアメリカンダイナーですが、少し癖のある馬なので、主戦だった岡部騎手から乗り替わりになることがどう出るか。資金に余裕があれば、ひと叩きしたキタノシャーロット、前走はまともな競馬にならなかったサマーサラファンまで手を広げて高配当を狙ってみてもいいと思います。
 
 4日目のメインはC-1組の「藤前干潟特別」(1,600m)
 初日のところで触れたように今回は原則的に賞金順の編成ですが、唯一違うのがメイショウコッコ。賞金順でも似たようなものになりますが、勝ち残りというのは強みです。しかし、タイム差なしだったキングシャーロックの仕掛けに乗じてという印象もあったので、楽観は禁物です。これらをしのぐ可能性があるのが再転入となるスリーケーザル。中央500万級ではいいところがありませんでしたが、かつてはB級上位で好走歴があります。クピドなどのお手馬が重なっている丹羽騎手がこの馬に乗ってきた場合は、十分に脈があると判断していいでしょう。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

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開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

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