【開催見解】第15回名古屋競馬(10/3~6)
第15回名古屋競馬は10月3~6日の4日間「オパールシリーズ」が行われる。
10月3日(火)・1日目のメインはB-1組「天秤座特別」(1,800m)。
中心は勝ち残りの一戦となるマスターリデル。中央実績から距離延長は問題なく、中間も馬力の乗った稽古を消化。1キロ増でもこのメンバーなら連勝が狙える。これに待ったかけるなら新興勢力となるサンレイフレンチだろう。入厩して間もないが、ここに向けて順調に乗り込まれてきたし、直前の動きも上々。中央500万級の力からしていきなりの期待は十分だ。以下では、決め脚あるカネトシハートフル、逃げイチの展開に持ち込めそうなメイショウウララカが続く。
10月4日(水)・2日目のメインはA-3a組・中央500万「名古屋CCマース賞」(1,400m)。
オープンで2着と善戦できたコウエイサムライ。それなら中央馬との交流戦でも…と言いたいが、オープンで3着だったマヤブリリアントが前開催の交流戦で全く歯が立たなかった。これを踏まえると今回も中央馬からのスタンスでいいだろう。園田の交流戦で地方馬場の適性を見せたケンシュナウザー、キャリア2戦で伸びしろが見込めるパッポーネが中心か。その次にティーティクイーン。フェンガリとランドジュピターは仕上がり状態がポイントになりそう。
10月5日(木)・3日目のメインはA-2組「かえで特別」(1,400m)。
注目は夏休み明けとなるサンデンバロン。前走は800mという特殊な距離に加えて、道中の不利が響いた結果で度外視できる。ここを復帰戦と決めて順調にきたし、この馬らしい気合乗りでトレセンの馬場を周回。いきなりの期待をかけたい。ただ、ハナに行けないとモロい面も持ち合わせる。同型のホウライマリーン、キタノシャーロット、ワンダフルタイムらとの兼ね合いがカギだろう。そういう意味では展開不問の堅実派リョーシンヒナタからの馬券も一考したい。
10月6日(金)・4日目のメインはA-1組「オパールオープン」(1,800m)。
今の名古屋のオープンは毎回のように勝ち馬が変わる混戦模様。前開催を逃げ切っているヴェリテの連勝に期待したいところだが、今回も得意の形に持ち込める保証はない。それならひと叩きして、中間の気配がよくなったゴールドブラザーはどうか。太目感なく仕上がった復帰初戦が及第点の内容だったし、距離も問題ないタイプ。一変に期待してみるのも手だろう。もちろん前回以上に順調なドナルトソン、狙いを定めた一戦となるコスモナーダムの巻き返しには注意が必要だ。
(文:競馬東海 寺澤 正勝)