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【開催見解】第19回名古屋競馬(11/27~12/1)

2017年11月26日

 第19回名古屋競馬は11月27日(月)、29日(水)、30日(木)、12月1日(金)の4日間の日程で「ターコイズシリーズ」が行われます。では、初日からメイン競走を中心に紹介していきましょう。

 

 初日のメインはB-1組の『オリオン座特別』(1400m)です。

 勝ち組の一戦らしい好メンバー。今開催から3歳馬も加わって、古馬との力関係がポイントになりそうです。まずは古馬の有力どころから紹介。移籍後5連勝と勢い最高潮なのがエネルワンダー。特別戦は名古屋では初めてになりますが、前走では3歳のキリキリマイヒメを封じており、対3歳馬でもヒケはとりません。アタックガールは2、2、2着と涙をのんでいただけに、前走はうれしい名古屋初勝利。まだ発馬に課題はありまずが、前走程度のスタートを決めてくれれば。3歳勢ではメモリートニック。テンの速さは一級品で再び1400mという舞台設定は大歓迎。笠松から単騎参戦のフォーククローバーは南関東時はC1格でしたし、笠松で古馬相手に1、3着。連闘で疲れが残っていなければ互角以上にやれそうです。

 

 2日目は今年最後の交流戦となるA-3組『名古屋CCヴァルカン賞』(1400m)。

 JRA勢は5頭出走予定ですが、ゴールドバリオスは金沢から、オリエンタルポリスは笠松からの帰厩初戦で実績面では微妙。そんな中、3歳馬ヴァリーゲイトは阪神の新馬戦勝ち(1400mダート)。4月以来となりますが、仕上がっていれば能力が違う可能性があります。対する地元勢は3歳馬メモリーミラクル。このところは相手関係もあって行けず、勝ち負けには遠い内容。逃げがベストということでしょう。行かせればJRA勢のハナを叩ける出脚を持っています。ニホンピロマイティは久々の馬券絡みで気を良くしている様子。穴ならこの馬かもしれません。

 また10レースに今年最後の認定競走『セレクトゴールド第5戦』(1600m)が組まれています。他地区出身馬も、認定勝ち馬も出走資格がありますが、名古屋4戦無敗、ゴールドウィング賞の優勝馬サムライドライブは登録がありませんでした。調教は順調に積まれていますが、まだローテは未定とか。となると、現在ナンバー2といわれている生え抜きメモリーメディアと道営出身組のユーセイスラッガー、クルセイズスピリツが有力でしょう。中でもメモリーとユーセイは前走後はここ1本のローテで仕上げも入念。前者が前走でマイル戦を経験しているぶん若干優勢かも。他では今回が道営からの転厩初戦となるカツゲキジャパン。道営1勝で堅実さが取り柄のようです。

 

 3日目はA-2組の『ひいらぎ特別』(1400m)。

 3歳馬アスタークライ、韋駄天ウォーターディルは回避とのことですが、オープン格で休養からの復帰戦となるマヤノオントロジーに、駿蹄賞、でら馬スプリントの勝ち馬ハナノパレードはそろって出走予定。どちらも1400mの舞台はベストだけに格を誇示したいところです。ただ、記者の注目は中央からの再転入戦を勝利で飾ったダイゴマサムネ。前走は仕上げ途上の段階で勝負どころでモタつきましたが、終わってみれば力の違いをまざまざ。無事にいけばオープン、重賞を狙える器で、倉地師も「いずれカツゲキキトキトを脅かす存在に」と力が入っています。その野望のためにはここも単なる通過点としなければ。どんな走り、勝ち方を見せてくれるのか、乞うご期待。

 

 4日目はシリーズメインでもあるA-1組の『ターコイズオープン』(1600m)。

 重賞競走の谷間的なオープン戦ですが、控える競馬を覚えて進化を遂げているサンデンバロンが波に乗っています。「ハナを切れなくても前を追いかけるような格好で自分のペースに徹すれば問題ない」と丹羽騎手も自信あり。対するは対戦成績で分のいいヴェリテ。気分屋で2走前のように競馬を放り出す悪癖もありますが、前走で装着したブリンカーは一定の効果があったとか。相手なりのリョーシンヒナタ、取り消し明けを快勝したマヤブリリアント、重賞ウイナーのヴェリイブライト、アップアンカー、ドナルトソンと惑星陣も多彩。本命党から穴党まで楽しめそうな一戦でしょう。

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

競馬東海

 

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