【開催見解】第24回名古屋競馬(1/29～2/2 重賞：梅桜賞)
第24回名古屋競馬は１月29日から２月２日までの連続５日間の日程で「梅桜賞シリーズ」が行われる。
１月２９日(月)１日目のメインはＢ－１組「水瓶座特別」（１６００ｍ）
４連勝と勢いに乗るサンデンファーム。距離1600ｍも問題ないタイプだし、今回もすんなりハナが切れそうな相手関係。さらなる連勝に期待したい。ただ、特別戦とあって相手はそろった。こちらも連勝と波に乗ってきたラモントルドール、鋭い決め手を有するホウライスピード、ゴールドトランプは強敵だ。ハルヲヨブオンナ、ミラクルシップも時計面で差はなく、押さえておきたい。
１月３０日(火)２日目のメインは３歳牝馬の重賞「梅桜賞」（１８００ｍ）
名古屋６戦６勝と土つかずのサムライドライブ。今回も中１週だが、しっかり追い切って臨めるし、強力な遠征馬も不在の構成。初距離も問題なく、結果を求めていいだろう。相手筆頭は笠松で好結果を続けるチェゴとみたが、３歳牝馬に初馬場は多少気になる材料。いい追い切りが消化できたトーホウカトレア、兵庫からの遠征馬レコパンハロウィー、当地区初見参となるスリルトサスペンスの割り込みがあるかも。ただ、そのあたりが入れ替わる程度で、本命サイドの決着になるとみている。
１月３１日(水)３日目のメインはＢ級選抜馬による「東海スーパージョッキーズ」（１４００ｍ）
昨年のリーディング上位騎手（名古屋７名、笠松５名）による一戦。出走馬は記者選抜となっており、各馬の力量は接近している。腕比べには打ってつけか。注目馬は、勝ち切れぬまでも転入後４戦とも見せ場を作れているドリームジェダイ。どこからでも競馬可能な安定感は馬券の軸に最適だろう。続くのはスズカウインク、エアブライスら活きのいい４歳馬。ただ、鋭い決め手があるラインルージュはいかにも騎手競走向きだし、３歳重賞で連対実績があるキタノアドラーブルと伏兵も多彩。白熱したレースが期待できそうだ。
２月１日(木)４日目のメインはＡ－２組「ねこやなぎ特別」（１８００ｍ）
ポルダディソーニは重賞で再三好勝負を重ねてきた馬。２組なら負けられないところで、相手探しの一戦とみてよさそうだ。ただ、それが案外と難しい。候補は堅実リョーシンヒナタ、出来絶好マイネルカリスト、ハナならしぶといキタノシャーロット、鋭い決め手があるブランニュー、底力のある古豪マヤノオントロジーあたりで、流れひとつというのが正直なところだ。
２月２日(金)５日目のメインはＡ－１組「ムーンストーンオープン」（１６００ｍ）
名古屋記念を制して重賞ウイナーの仲間入りを果たしたサンデンバロン。その後も順調で一枚落ちのメンバーなら主役は譲れない。相手はハナを条件にヴェリテとするが、淡泊な面も合わせ持つ。コスモナーダムの巻き返し、オープン勝ちで気分をよくしているテイエムシャンパンも同等の評価としたい。穴は立ち直ったサンタンパ。古馬オープン初挑戦でも素質面で決して引け目は感じないので。
（文：競馬東海 寺澤 正勝）
