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【開催見解】第1回名古屋競馬(4/10~13 重賞:東海桜花賞)

2018年4月9日

名古屋競馬は「東海桜花賞シリーズ」と銘打って、4月10日~13日の計4日間で開催されます。ここでは各日のメインレースの展望をお伝えします。

初日はシリーズメインの重賞「東海桜花賞」 1400m
 昨年は兵庫のトウケイタイガーが6馬身差の圧勝。その後、見事にかきつばた記念を制覇するに至りました。今年も伝統の一戦にふさわしく、地元勢はもちろん他地区からも強豪が集まって、見応えのあるレースが期待できそう。中でも今や地方馬の雄と言える存在がカツゲキキトキト。名古屋大賞典は5着と期待を裏切りましたが、地方馬同士なら力量上位なのは明らかです。距離はもっとあった方がいいタイプでも、外枠なら力任せに押し上げていく競馬が可能で、地元ファンとしては横綱相撲を期待したいところでしょう。地元勢では他にも梅見月杯勝ちのポルタディソーニ、名古屋記念を制したサンデンバロン、移籍後は圧倒的な内容で3戦3勝のコスモラヴモアなどにも注目です。5頭の遠征馬もかなりの顔ぶれ。昨年の3着馬インディウム、生え抜きながらオープンの安定勢力に成長したナチュラリー、高齢となっても存在感を見せているドリームコンサートとウルトラカイザー、昨年の秋桜賞を制したスターインパルスとバラエティーに富んでいます。展開的には先行馬が多彩で、昨年のように逃げ切るのは至難とみていますが、果たして?

2日目のメインはA-2組の「山桜特別」 1600m
 7頭立てといささか寂しく映りますが、馬券はそれなりに楽しめそう。順調に使われているメンバーではアイファーヴリル、メモリートニック、サンタンパあたりが上位に支持されるでしょう。しかしリスクを覚悟で狙ってみたいのがウォーターディル。4カ月ぶりというのは最長のブランクになりますが、気性が勝ったタイプであまり苦にしないとみています。昨秋には当時、連勝街道を驀進していたアセイラントに冷や汗をかかせており、抜群のスタートセンスで先手を取ってしまえば逃げ切りも十分。もう1頭の休養明けになるノボリフジは、直前の追い切りの感触がひと息で、今回に関しては不安の方が大きいと思います。

3日目のメインはA-3組の「クレマチス特別」 1400m
 前開催の2組と3a組を経由してきたメンバー構成。しかし前者に魅力的な馬がいないというのが本音で、後者の上位馬が人気を集めそうな雰囲気です。中でも注目はキングシャーロック。以前は馬ごみが苦手で、極端な戦法を取ることもしばしばでした。それがほとんど解消してきたのは大きな成長と言えるでしょう。前走は乗り込みが不足気味という印象もあったので、臨戦過程の点でも上積みが見込めます。相手も僚馬マスターリデル、最先着だったインストアイベントが有力で、配当的には比較的平穏に収まりそうです。

 

4日目のメインはC-1組の「阿寺の七滝特別」 1600m
 いつもなら前走1着の馬がズラリと並ぶところですが、今週は来週と2週連続開催、しかも番組賞金の調整が行われた直後なので、賞金順の編成となっています。となるとやや重苦しい雰囲気が漂いますが、たまたま前走1着でここに組まれたコスモカストルの好調さを支持する手か、あるいは期待ほど走れていないものの素質を秘めるソルオリーヴァの巻き返し。モダンタキシード、シルバニアラブも圏内でしょう。笠松から転厩してきたサンオースティンがどう変わるかにも注目です。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

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開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

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