【開催見解】第3回名古屋競馬(4/30~5/4 重賞:かきつばた記念[JpnIII]、駿蹄賞)

2018年4月29日

 第3回名古屋競馬はゴールデンウィーク、4月30日(月)5月2日(水)3日(木)4日(金)の4日間開催で行われます。重賞2競走をはじめ、好レースが目白押しです。また、今開催から短期免許(4月20日~7月19日)でレオナルド・サレス騎手(角田輝厩舎)が騎乗します。ブラジル出身でアメリカ、サウジアラビア、マカオ等で活躍している若手。どんな騎乗を見せて、東海公営に旋風を巻き起こすか楽しみです。さっそく、初日、2日目と3、4鞍の依頼があるのでご注目ください。では、メインを中心に紹介していきましょう。

 

 初日のメインはJpnIIIの『第20回かきつばた記念』(1400m)です。昨年は兵庫トウケイタイガーが制覇、過去にも地方馬の優勝もたびたびあり、加えて昨年からハンデ戦に変更。今年も多士済々のメンバーが集結して乱戦ムードが漂います。中央勢では黒船賞で不覚をとったキングズガードが挽回に向けて必死。58キロのトップハンデですが、そこは地力で。サクセスエナジー、ローズプリンスダムの両4歳馬の躍進にも注目。また、9歳にして初のダート挑戦となるサンライズメジャーはどんな走りを見せるのか。適性さえあればでしょう。他にはコパノチャーリー。ただ、対する地方勢も豪華。昨年の覇者トウケイタイガーが久々をひと叩きしての2戦目。連覇を狙います。同じ兵庫のエイシンヴァラーは黒船賞で大金星。今度は人気を背負っての戦いになりますが、前日に名古屋競馬場に入厩して万全の態勢とか。浦和のブルドックボスは強行軍がどうかですが、陣営も勝算がなければ遠征に踏み切らないはず。そして、地元は4頭ですが、期待は何といってもG競走制覇を夢に掲げるカツゲキキトキト。トライアルの東海桜花賞を制して気勢も上がっていますし、中間はさらに良化気配。夢の実現を果たしてほしい。ポルタディソーニも51キロの軽量を生かして上位を狙っています。

 

 2日目は3歳クラシック1冠目の『第57回駿蹄賞』(1800m)です。注目はデビュー以来9戦9勝。重賞6連勝中のサムライドライブ。東海公営にはもはや敵なしで、東海ダービーもすでに当確と言われています。ここも昇り馬はいますが、中間はさらに一段ギアを上げて、調教も強化。万全の仕上がりで死角はないでしょう。実績No2は笠松のドリームスイーブルですが、前走の完敗が気掛かり。ならば駿蹄賞3勝を誇る川西厩舎が送り出す当地2戦2勝のスギノハヤブサ。中央新馬戦(1800mダート)で5着、馬格もあり、距離を味方に一発を狙います。4連勝中のキンショーウィークは抜群のスピードが武器。サムライのハナを叩くことができれば…。スギノは加藤聡一、キンショーは村上弘樹という名古屋の次世代のエースを狙う若手が騎乗。王者に対して、ぜひけれんみのない勝負を挑んでほしいものです。

 

 3日目はA-3a組の『ポピー特別』(1400m)です。テイエムアニマンテは逃げに持ち込めば粘りが違ってくるはず。セレス騎手が騎乗予定のインストアイベント、マスターリデル、キングシャーロックの瀬戸口勢2頭も有力で混戦ムードが漂います。

 

 最終、4日目はA-2組の『大山桜特別』(1800m)です。オープン勝ちで実績上位のオンワードハドソンは距離が魅力でしょう。勢いではコスモラヴモアで、短距離路線からのシフトですが、中央実績から特に問題ないかと。他ではダービー2着馬サンタンパ。大畑騎手はコスモではなく、こちらを選択したのも注目。他にはメモリートニック、ウォーターディルですが、2頭とも距離がネックになりそうです。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

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