【開催見解】第11回名古屋競馬（8/20･22～24）
第11回の名古屋競馬は８月20日・22～24日の４日間、「ラピスラズリシリーズ」が行われる。
8月20日(月)初日のメインはＢ－１組「おとめ座特別」(1400ｍ)
手堅さという点で一歩リードはフェザースピリット。成績もさることながら、安定したスピードが魅力で自分の形なら崩れがない。鞍上の東川騎手とのコンビでは３戦３勝でもある。このレースの肝は展開で、前記フェザースピリットと同型のフリーゴーイング、ディアチャイブらがどう兼ね合うか。このあたりが不透明なので、ヒモで狙いやすいのはひと脚は確実に使えるサルートアゲン、ボールドハートのほうかもしれない。
8月22日(水)２日目のメインはＡ－３組「アンゲロニア特別」(1400ｍ)
マダムアルディは兵庫Ａ２からならこれぐらいは走れるということか。女傑ポルタディソーニにこそ及ばなかったが、他の格上馬に先着したのは自信になる。この時季頼りになる好調牝馬。この頭数、この顔ぶれなら勝ち負けだろう。怖いのは距離短縮がプラスになるエバーゴールド。ひと息後の前走を叩いてローテーション的にも狙い目だ。前走で見せ場を作ったアスターオーシャンは転厩２走目でもあり、もう目が離せない。
8月23日(木)３日目のメインはＡ－２組「ブルーサルビア特別」(1600ｍ)
前崩れとなった７月20日・Ａ－３組を受けての前開催Ａ－２組は、一転して前が残る展開に。３番手から抜け出したアイオシルケン、２番手から粘り込んだサザンオールスターだが、今回は両者でハナと番手を占められる組み合わせ。２頭ですんなりだとまたしても前が優勢。少し紛れるようだとおしまいしっかりのインストアイベント、アテにできぬがアンカーマンにも出番が回る。
8月24日(金)４日目のメインはＡ－１組「ラピスラズリオープン」(1400ｍ)
前回サードニクスオープンの再戦。今回は距離が１ハロン短くなるのがポイントだが、なんでもできるのはやはりアイファーヴリル。先行馬の中でも位置取りに融通が利くから馬券からは外せない。より競馬がしやすい外枠に入ったら強気に買いたいところだ。確実に差してくるマイネルカリストには引き続き注意が必要だが、この距離はマイナス。人気が下がるようなら韋駄天ホウライマリーンが狙い目か。
（文：競馬東海 寺澤 正勝）
