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【開催見解】第21回名古屋競馬(12/19~21・24 重賞:名古屋グランプリ[JpnII])

2018年12月18日

 平成30年最後となる第21回名古屋競馬は12月19日(水)、20日(木)、21日(金)、土日をはさんで24日(月・休)の4日間、「名古屋グランプリシリーズ」が行われます。では、順にメイン競走を紹介していきましょう。

 

初日はB-1組の「山羊座特別」(1400m)です。勝ち組の一戦ということで好調馬揃いですが、中心はやはり3歳馬となりそうで、中でもスピードを前面に押し出して逃げるサンデンクレールの快速ぶりに注目です。中間の稽古もばっちりで、鞍上の丹羽騎手の期待も大きいようです。キーポジションも逃げてこそ持ち味を発揮するタイプで、熾烈な先行争いになるのでは。展開利は差し脚鋭いパーソナルブルーですが、時計が極端に速くなった場合は追いつけるかどうか。また、この日は8RのA-5組に名古屋10戦10勝のナインオクロック、10Rの2歳戦・若獅子特別には素質馬アンタエウスという逸材が登場。ともに高勝率、高連対率を誇る川西厩舎所属で、メイン以上に注目したいところ。

 

2日目はA-3組の「コウヤマキ特別」(1600m)です。中央500万条件からの転入で移籍後5戦4勝のペイシャブルー、中央1000万条件からの転入で3戦2勝のラビッドライズが人気を二分しそう。11月に一度対戦があり、前者が逃げ切っていますが、後者の出来も上がってきており、がっぷり四つの情勢か。3歳馬ネコマレーも現在連勝中と勢いがあります。砂を被る競馬は不得手なので、こちらはモマれないことが条件でしょう。笠松から単騎参戦のカイシュウキリシマも中央から再転入後は7戦5勝。前走は地元の2組を勝っていて、初馬場さえ苦にしなければ好勝負間違いなしでしょう。他では堅実なアネッロドーロと復調気配のウェーブキングあたり。

 

3日目はA-2組の「もみの木特別」(1600m)。ここは混戦模様で、移籍2戦目となるウォースピリッツ、寒くなって復調気配のゴールドトランプ、オープン候補と言われたこともあるダイゴマサムネ、迫田厩舎の牝馬2頭・アイロールスとハナノバンジョウあたりに印が分散しそうです。展開ひとつでゴール前で形勢がガラリと一変する可能性も十分。本命党から穴党まで楽しめそうです。

 

そして最終日4日目はJpnII「第18回名古屋グランプリ」。交流グレード競走では最長距離の2500m。この季節にふさわしいマラソン競走です。東京大賞典との兼ね合いもありG1馬の出走はありませんが、レパードS、白山大賞典を連勝したグリム、重賞初挑戦となりますが7戦4勝のチュウワウイザード。この2頭の3歳馬が人気を集めそうです。マーチS勝ちのセンチュリオンは近2走はG1だっただけに度外視してよさそう。リズムを崩している感はありますが、実力馬ミツバも復権を懸けての遠征か。中央は他にナムラアラシという5頭がエントリーしています。他地区勢では東京ダービー制覇から早4年、すっかりベテランとなった道営ハッピースプリントに注目。道営記念でも4着と復調気配だけに楽しみ。JRAの猛者5頭&他地区馬2頭を迎え撃つのはご存知、名古屋の大将カツゲキキトキト。相変わらずのハードスケジュールで体調面の上積みは疑問ですが、同馬の最大の強みはそのタフさ。2年連続3着と長丁場への適性の高さは証明済みですし、悲願のGタイトル奪取へ頑張ってほしいものです。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

競馬東海

 

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