【開催見解】第23回名古屋競馬(1/15~18 重賞:新春ペガサスカップ)

2019年1月14日

 第23回名古屋競馬は1月15日(火)~18日(金)の4日間、「新春ペガサスカップシリーズ」が行われる。では順に各日のメインレースを紹介していきたい。

 初日・15日(火)は「孔雀座特別」(B-1組・1400m)。
 注目は3連勝で尾張名古屋杯を制したライブリテックス。転入以来ハナを譲ったことがない快足が魅力で時計も非常に優秀。強豪集うB-1特別だが、この馬にとっては通過点だろう。勝ち組とあって他にも将来有望な馬が多数。印の順番に迷うが、前記ライブリをはじめ先行馬が多いので、展開がポイントになるレース。そういった意味では差す競馬ができるルビーロマンやデルマアワモリに安心感があるのは確か。素質的にはサンデンクレールも負けておらず、どういった運びをするかにも興味津々。

 2日目・16(水)は重賞「新春ペガサスカップ」(3歳SP1・1600m)。
 現在の名古屋3歳世代はエムエスクイーンを頂点に、ここに出走のアンタエウスが2番手で続く。スピードがあっておしまいもしっかりの好素材で、今後の成長次第では王者に君臨する可能性を秘めている。ここは重賞勝ちで箔をつけたいところ。実績的には笠松のボルドープラージュ。競馬がうまく距離の融通性もあるのが魅力。常に崩れなく駆けるリードメロディー、認定勝ちで意気上がるトリマゴラッキら伏兵陣も粒ぞろいの好メンバー。白熱した戦いが見られそうだ。

 3日目・17日(木)は「まんさく特別」(A-2組・1600m)
 3歳時に重賞戦線を渡り歩いたウォーターループはまだ先が望める器。現に2組は古馬に編入された初戦から見事に結果を出している。前走を糧に変わり身を見せてくれそう。他の新春盃組のエスタシオンやインストアイベントも差のないところだが、適鞍ならブランニューやマヤブリリアントは簡単に譲れないだろうし、上り馬ミラクルシップも相手なりにやれていいはず。予想は大いに悩みそうだ。

 4日目・18日(金)「ガーネットオープン」(A-1組・1800m)
 中心はサンデンバロンか。強敵相手にまったく臆することのない競馬が印象的。距離が延びたほうが自分の形に持ち込みやすく、この相手ならきっちり決めたい心境だろう。また、新春盃で下克上を成し遂げたオールージュ、いよいよオープンに挑戦するナインオクロック、東海地区に戻ってきたカツゲキライデンなどフレッシュな顔ぶれにも要注目で、少頭数ながら面白いメンバー構成になりそうだ。

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

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