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【開催見解】第17回名古屋競馬(11/12~15 重賞:東海菊花賞)

2019年11月11日

第17回名古屋競馬は11月12日(火)から15日(金)の4日間、「東海菊花賞シリーズ」が行われます。

 

 初日(12日)のメインはB-1組の「さそり座特別」(1600m)。勝ち組戦で力量拮抗、見応えがあると同時に人気も分散しそうです。ペイシャゲランは中央1勝クラスから当地に編入して、C-1特別、B-1特別を連勝中。今回は勝ち残りの一戦となります。斤量は他馬と比べて、1キロ背負いますが、大きな影響はないでしょう。初戦が逃げ切り、2戦目がマクリ勝ちと脚質の幅も魅力。レンベルガーも当地編入後は4戦2勝と安定。決め手勝負になれば。1開催見送ってここに照準を合わせてきたマイネルソノリティ、中央時代の機動力がよみがえったオンユアサイトも有力。また、唯一の3歳馬トリマゴラッキはC級を連勝してきています。B級ともなると生半可な相手ではないので、ここが今後を占う試金石となりそう。

 

 2日目(13日)のメインはA-3組の「ポインセチア特別」(1400m)。人気は移籍後は取り消しを挟んで3戦2勝のヴェアリアスサマー。中央3勝馬で元々、短距離重賞を目標に置いてトレードされてきたほどの馬。昇級といっても形ばかりでスピードを生かせるこの距離なら。連勝といえばタフガイ・モズオラクル。強行軍が続きますが、そんな状況下で再び盛り返してくるのだから大したもの。強引にでもハナへ行ってしまえば。他では2組から降格したルビーロマンあたりが有力か。

 

 3日目(14日)はシリーズメインでもある「第60回東海菊花賞」(全国地方交流・1900m)が行われます。今年は南関東2頭、佐賀1頭、兵庫1頭、金沢1頭の遠征馬が出走。地元は東海菊花賞3連覇中の大将カツゲキキトキトが不在ですが、なかなかの個性派を揃えて迎え撃ちます。

 では、人気に推されそうな馬を紹介しましょう。実績最上位は全日本2歳優駿勝ちがある大井のディアドムス。南関東に転じてからも勝島王冠、報知オールスターカップを連勝するなど活躍してきました。復帰後3走は冴えませんが、これまで叩き3、4走目が一番走りが良くなるという典型的な叩き良化型だけに期待が高まります。佐賀のグレイトパールも中央ではオープン格。佐賀に転じても佐賀記念では2番人気に推されましたし、重賞も3勝。超がつく大型馬で馬体が絞り切れないようですが、そこは長距離輸送を利して。船橋のキングニミッツは今年はわずか2戦しか使えていませんが、それでも休養明けの重賞をいずれも入着なら立派。金沢からは3歳重賞・北日本新聞杯を勝ち、ダービーグランプリも2着に健闘したタンクティーエー、兵庫からは連続の名古屋遠征となるキクノソルがやってきます。不気味なのはキクノソルで前走・ゴールド争覇は明らかに距離不足と陣営も分かっていたはず。今回は得意の中距離戦で、前走は単なる叩き台と考えれば…。迎え撃つ地元勢はそのゴールド争覇では高知の韋駄天ケイマに敗れましたが、2着と存在感を十分に見せてくれた女傑ポルタディソーニ。中央4勝馬で前走はオープン下の一戦を快勝して軌道修正を図ってきたエイシンセラード。この2頭の牝馬に期待したいところ。他では古豪メモリージルバ、サンデンバロンの塚田勢と初めてオープン勝ちを果たして気勢があがるジューンシェイカーでしょう。

 

 4日目(15日)のメインはA-2組の「さざんか特別」(1600m)。移籍初戦の笠松・オータムカップで2着となったコウエイワンマン。笠松戦は折り合いを欠いていたので、距離短縮はプラスに作用しそう。中央交流戦で2着するなど、2、3組の安定勢力となったメイショウカラタチ、休養明けを3走叩かれたシンゼンムサシ、調子を落としているものの全く軽視はできないリーゼロッテ等が有力視されそうです。

 

 

(競馬東海 蟹江博之)

 

 

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