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【開催見解】名古屋競馬(2020/1/1~4 重賞:新春ペガサスカップ、名古屋記念)

2019年12月31日

令和2年最初となる第21回名古屋競馬は1月1日~4日までの「新春シリーズ」。各日に重賞、準重賞が組まれて充実したラインナップとなっておりますので、寒さを吹き飛ばす砂上の熱き戦いをご堪能あれ。では、初日からメイン競走を紹介していきましょう。

 

1日は明け3歳となった若駒たちにとって初めての重賞となる「第22回新春ペガサスカップ」(1600m)です。注目は名古屋の2歳チャンプ決定戦・ゴールドウィング賞を制して3戦3勝のインザフューチャー。前走後は一旦放牧に出されて再調整。今回が2カ月半ぶりのレースとなります。1週前の段階では馬体に緩みが見られたので、直前の追い切り等には気を配りたいところ。ライバルであるエムエスオープンもゲート再審査をクリアして、前走の若獅子特別を快勝しました。馬体は仕上がっていたので大幅な上積みはどうかですが、順調さでは今回のほうが上で逆転まで。まだ本来の跳びではありませんが、粗削りながら素質を秘めるカナグランプリ、一戦毎に気性面の成長がうかがえるツナグが名古屋勢の有力どころです。牝馬限定のライデンリーダー記念が年末に行われた関係で、笠松からは牡馬勢が出張してきました。前走は同日の若獅子特別のエムエスオープンと同タイムで圧勝したムスターファ、笠松移籍後は未勝利ですが道営3勝のマナホクレレ。そして前走で名古屋コースを経験したアニマーダの3頭。いずれも実力は十分で、名古屋勢も安閑とはしていられません。

 

2日は「新春盃」(1800m)。昨年まではA級の重賞でしたが、今年からはB級馬による準重賞に格下げとなりました。ただ、希望して出走してくる昇り馬が集結して、むしろ面白く

なった感。昨年の東海ダービー2着馬マコトネネキリマルは休養明けを連勝してここに臨みます。金沢からの初戦を圧勝したコルテ。気難しさはありますが素質はオープン級といわれるトライゲッター。長くいい脚を使えて距離も合うコスモポルベーラ。中央では中距離を主体に使われてきたカフジローズ。このあたりが希望出走組では有力。賞金順で編成されたB-1特別勝ちのペイシャゲランやA級から降級したライブスターが穴候補か。

 

3日は「尾張名古屋杯」(1600m)。こちらはC級による準重賞です。ちなみに前述新春盃の1着賞金は120万円、こちらは100万円。通常平場の4倍の賞金となっており、各陣営、力が入っているのは間違いなし。注目は現在5連勝中のモニュメントキングでしょう。逃げという強力な武器を手に入れてからは見違えるほど走りが良くなりました。ここも主導権を握れば。ただ、主戦の柿原騎手が語るように、控える格好になるとハミ受けが全然違ってしまうとか。3連勝中のキャラメルムーンや、最近は掛かりが妙に良くなったササノスカイと勢いのある馬もいるので、テンの攻防が鍵となりそうです。展開次第では差し馬の台頭も。笠松から単騎参戦のナラが不気味です。

 

4日は古馬の重賞『第23回名古屋記念』(1400m)です。同競走2勝のカツゲキキトキトは間に合いませんでしたが、全国交流、地区交流重賞で見事にホスト役を務めている女傑ポルタディソーニ、笠松グランプリで2着したアドマイヤムテキは移籍後4戦3勝。この2頭の初対決に注目でしょう。地力や格では前者ですが、1400mという舞台なら後者もなかなか。ただ、一昨年の覇者である古豪サンデンバロンや、復調気配の明け4歳アンタエウス。また道営から再転入戦となった前走が圧巻だった快足ゴールドリングと惑星陣も多彩。テンから先行争いは激しさを増しそうですし、思わぬ伏兵の大駆けも。ひと筋縄では収まらない、そんな予感がしています。

 

(競馬東海 蟹江博之)

 

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