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【NAR】禁止薬物を含有するおそれのある飼料添加物にかかる 地方競馬の状況について

2019年6月17日

2019年6月17日

地方競馬全国協会

 

禁止薬物を含有するおそれのある飼料添加物にかかる

地方競馬の状況について

 

 

1.使用されていた厩舎等について

 

 禁止薬物「テオブロミン」が含まれていた飼料添加物(商品名「グリーンカル」日本農産工業(株)販売)について、地方競馬場で使用されていた厩舎等は次表のとおりです。

 

 

 

 

(2019年6月17日現在)

主催者

厩舎

頭数

競走除外

備考

北海道

0

 

 

 

帯広市

1

10

5

競走除外6/15(土)3頭、6/16(日)2頭

岩手県競馬組合

0

 

 

 

埼玉県浦和競馬組合

2

21

 

 

千葉県競馬組合

13

181

5

競走除外6/17(月)5頭

特別区競馬組合

1

24

 

 

神奈川県川崎競馬組合

0

 

 

 

石川県・金沢市

2

109

20

競走除外6/16(日)20頭

岐阜県地方競馬組合

1

20

 

 

愛知県競馬組合

1

16

 

 

兵庫県競馬組合

1

15

 

 

高知県競馬組合

0

 

 

 

佐賀県競馬組合

0

 

 

 

合計

22

396

30

 

注:頭数欄は当該厩舎の在厩頭数であり、使用事実が特定された頭数を示すものではありません。

 

 

2.同飼料添加物を使用していた厩舎の馬の地方競馬における出走について

 

同飼料添加物を使用していた厩舎の馬については、6月14日(金)に今回の事案が判明した後、直ちに使用禁止を徹底しておりますが、6月15日~17日の出走が確定した馬については禁止薬物影響下にあることを否定できないことから、競馬の公正を確保するため、競走除外としました。

また、同飼料添加物を摂取した可能性のある馬については、各主催者指示事項の「禁止薬物を投与された馬は、その使用の日から10日以内に行われる競走について、出走してはならない」旨の規定により、6月15日(土)から6月24日(月)まで出走はできません(すでに出走投票された馬については上記のとおり競走除外、その他は出走自粛)。

ただし、自主的に競走馬理化学研究所の検査を受け、陰性であることが証明された馬については、各主催者において出走を認めることとなります。

なお、6月25日(火)以降の競走については、前述の期間を経過するため通常どおり出走投票が可能となります。

 

3.今後の対応について

 

 本件については、発生原因の詳細を確認するとともに、再発防止に向け、必要な措置を講じてまいります。今後も、当協会は、日本中央競馬会や主催者と連携しながら、競馬の公正確保の徹底に向け努めてまいります。

 

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