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【開催見解】第9回大井競馬(8/26~30)

2013年8月25日

8月26日(月)から30日(金)までの5日間で行われる大井開催のメインレースは8月28日(水)に行われる第20回アフター5スター賞(3歳以上オープン 1200mS3)。このレースは、東京盃、JBCスプリントに繋がるレースで、優勝馬には東京盃への優先出走権が与えられる。
当然有力なのはフジノウェーブ。11歳ながら今年3月に東京スプリング盃を制し、4年連続同一重賞制覇という偉業を成し遂げたが、今回はそれ以来のレースになる。それだけに当日の気配を優先したい。順調さで言えばコアレスピューマ。前走ゆりかもめオープンを快勝して好調キープ。右回りの短距離戦がベストで、初重賞制覇も夢ではない。そのゆりかもめオープンで(2)着だったのがミヤサンキューティ。3歳時に優駿スプリントを制し、昨年末には東京シンデレラマイルを制した実力牝馬で、休み明けの前走を叩かれて上昇気配だ。習志野きらっとスプリントでは案外だったが、11年の東京スプリント(3)着の実績が光るスターボード、川崎スパーキングスプリントでスターボードと同着で1着を分けあったアイディンパワーも末脚が生きる流れになれば面白い。オーセロワ、ピースオブパワーといった中央から転入初戦の馬や、中央から転入後を一叩きされたサイオンも不気味。ここでは格下だが、今年の優駿スプリントを制した3歳馬ハードデイズナイト、この距離なら見劣らないコウギョウダクラスも斤量面で楽なだけに好走は可能だ。あとはここ目標に仕上がったクリスタルボーイにも注意したい。

26日(月)のメインレースはデネブ賞(B3三組 1400m)。ここは好調馬が揃って混戦模様だ。格付け初戦の前走で(3)着に好走した3歳馬ラッキーガールが人気を集めそうだが、3戦連続(2)着続きのグラッツェーラも力量的に見劣りはしない。追い込み一手だが、3戦連続(2)着続きのモンテチェルビーノ、格上げ初戦だが、短距離戦では崩れを見せないサーストンサラも侮れない。中央時1000万条件で(2)着があるトーホウジャパンはコース2度目で前進は可能だし、休み明けでも仕上がったレーヴドアローにも注意が必要だ。

27日(火)のメインレースは準重賞クリスタルナイトカップ(A2下牝馬 1600m)。
ここはA2からB3までの牝馬が一緒に走ることになり、かなり難解なレース。実力的にはゴールドキャヴィアが抜けた存在。昨年の優駿スプリントの覇者で、桃花賞、雲取賞を制していることから距離も問題なし。前走惨敗後だが、巻き返しは可能と見た。実績的にはカスガ、ツキノテンシ、キョウエイトリガーが上位だがあまり信頼はできない。それなら勢いのある3歳馬デイジーギャル、オキナワレッド、ケンブリッジナイスの方が面白い。

29日(木)のメインレースはギャラクシー賞(B1二組、B2一組 1800m)。ここは3連勝と勢いがあるセンノデバギヤが有力。前走の中央500万相手の交流戦でも危なげない勝ちっぷり。格上げではあるが、あの走りができればここでも十分通用する。前走黒潮盃では期待を裏切ったカガヤキダンスオーだが、この条件なら見直しが必要だし、素質秘めたフジノフェアリーにもチャンスはある。前走格上相手に(6)着トーセンヤッテキタや、休み明けだがこの距離を得意にしているコスモマハトマにも注意が必要だ。

30日(金)のメインは東京中日スポーツ賞(A2、A3、B1一組 1400m)。ここは復活した昨年の羽田盃優勝馬アートサハラが中心になりそう。しかし、デビューから中、長距離中心に使ってきただけに、1400mの速い流れに対応できるかどうかが鍵になる。あとは休み明けを叩かれたセントマーチ。オープン特別勝ちがある実力馬で、半弟アートサハラよりもこの距離への適性は高い。この距離向きのゴールドメダルやカリビアンクルーズ、休み明けではあるが実力的に見劣らないプロディージュにも逆転のチャンスはある。

(勝馬 山形宗久)

勝馬

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開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

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