【開催見解】第2回大井競馬(4/20~4/24)
平成27年度第2回大井開催は4月20日(月)から24日(金)までの5日間開催。
初日のメインは「プレセペ賞」1200メートル
相手関係に恵まれた感はあるが、勝ち時計、勝ちっぷりが優秀だったワールドステルスはこの相手でも即通用とみる。プリンセスバリューの前走はB1戦とはいえ、かなりの豪華メンバー。地元千二はベスト条件だけに前走の走りから、圏内は十分。穴で妙味はツルオカボルト。
前走はワールドステルスに離されたが、いかにも大外枠が響き、後手に回る競馬となってしまった印象で度外視可能。素質的にはヒケをとらないはずで、巻き返しに注目したい。
2日目のメインは「メトロポリタン エイプリルカップ」1200メートル
南関代表はキモンアヴァロン。連勝が途切れた前走だが、出遅れが響いたし、A2戦で勝ち馬とコンマ1差なら悲観する内容ではない。
持ち時計に千二12秒0があるように今の高速馬場は歓迎のクチ。今回も好勝負に期待してよさそうだ。
中央勢からはアサケゴマに注目。1月に出走した2戦は休み明けのせいか行きっぷりが今ひとつ。
実績から千二短縮は大幅にプラスで、3走前の500万圧勝の実績から、ここでも能力は最上位。仕上がり具合が焦点だが、能力通りなら楽に通用だろう。
3日目のメインは「第60回 羽田盃(SI)」1800メートル
前哨戦の京浜盃を圧勝したオウマタイム。大井コースは通算[2100]で死角はなく、生涯2度目の1800メートルを克服ならV最短。
ほか、重賞2勝のストゥディウム、兵庫JG勝ちの実績があるジャジャウマナラシ、クラウンカップを制して勢いのあるウインバローラスらが圏内候補。
穴で注目したいのはクラバズーカー。右回りの1800メートルは北海道2歳優駿3着の実績から大歓迎。転入3戦目での変わり身は十分。
4日目のメインは「第29回 東京プリンセス賞(SI)」1800メートル
重賞3連勝中で、南関牝馬クラシック2冠を狙うララベルがここも中心。休み明けを叩いた上積みと千八延長もプラスのイメージは大きく、前走2着馬も不在では人気でも逆らえない。前走の桜花賞では3着だったアイスキャンドルだが、徐々にレースぶりも良くなっており、JRA1勝が福島ダート千七ということからも、この条件はぴったりハマる。穴候補は前走のクラウンカップは案外だったヴィグシュテラウス。2走前の若草でマークした千六1分42秒6は翌日桜花賞の勝ち時計と0秒3差。
すんなり先行できればアッと言わせるシーンがあってもいい。
5日目のメインは「スピカ賞」1400メートル
好調馬が揃って難解の一戦だが、中心はナイキアドヴァンス。前走の千四26秒7の走覇時計、一連の充実ぶりから、このメンバーであれば再度好勝負。
ほか、休み明けを快勝のコマンドゥールキイ、1戦ごとの良化顕著なヴァイスヴァーサ、実績上位のタカオキセキらが圏内候補。
文 日刊競馬 津田英憲