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【開催見解】第7回大井競馬(7/10~14 重賞:ジャパンダートダービー[JpnI])

2017年7月9日

 7月10日(月)~14日(金)まで行われる大井開催のメインレースは12日(水)に行われる交流重賞第19回ジャパンダートダービー(JpnI 3歳オープン 2,000メートル)。

 中央からはユニコーンSの覇者サンライズノヴァ、同3着サンライズソア、兵庫チャンピオンシップの覇者タガノディグオ、同2着ノーブルサターン、同4着リゾネーター、前走鳳雛S(3歳オープン特別)を制しているローズプリンスダム、近走は一息も全日本2歳優駿でリエノテソーロの2着シゲルコングの7頭が参戦する予定。

 迎え撃つ南関東勢は、東京ダービーを圧勝したヒガシウィルウィン、そのヒガシウィルウィンを羽田盃で破ったキャプテンキング、羽田盃をパスして東京ダービー1本に絞って調整し、3着に粘ったブラウンレガートも参戦する予定。

他地区からは名古屋から東海ダービー2着のサンタンパと同3着サザンオールスターが参戦する予定。

 中央勢は、ユニコーンS組と兵庫チャンピオンシップ組の比較が難しい。別路線のローズプリンスダムは、前走鳳雛Sを10番人気で勝った時にサンライズノヴァを4着に破っており、この辺りも更に難しくしている。また、兵庫チャンピオシップで4着に敗れたリゾネーターはキャプテンキングに7馬身差で圧勝した実績があり、伏竜Sを勝った時はサンライズノヴァ以下に4馬身差をつけており巻き返しは十分考えられる。シゲルコングがハナを切るのか、ノーブルサターンが行くのか、はたまた大井のブラウンレガートが行くのか、展開を読むのも難しく、その出方次第で流れが全然変わることだろう。ヒガシウィルウィンとキャプテンキングは素質で見劣ることはないし、大井2,000メートルを経験しているのは大きい。ナイターに不慣れな中央勢が凡走するシーンも有り得るだけに、この2頭から狙う手もある。他地区馬2頭についてはちょっと力量的に見劣る印象で、厳しそう。

 

 10日(月)のメインレースはミルキーウェイ賞(B2、B3牝馬 1,400メートル)。ここは好調馬が揃って難解だが、休み明けを2連勝しているマロンブーケに注目したい。6歳馬だが21戦しか消化しておらず、更なる成長が見込める。大外ではあるが、スンナリ先手が取れそうで3連勝も可能と見た。古馬とは初対戦になるがガロの末脚に注意したい。桃花賞(3歳牝馬準重賞)2着、桜花賞4着、東京プリンセス賞5着の走りからここなら通用する。手頃な頭数で差し切り勝ちも十分。あとは休み明けを2戦して復調気配のエヌティボタン、B2で牡馬相手に互角の走りができるエスティレジェンド、中央3勝の実力馬イデアオブクィーン、休み明け4戦目でそろそろ走りそうなジェットシティ、距離克服が鍵だがウチデノコヅチも差はなく、混戦模様。一発あればリボンスティックの追い込みか。

 

 11日(火)のメインレースはスターライトカップ(A2以下 準重賞 1,600メートル)。ここは少頭数になりそうだが、なかなか面白いメンバーが揃いそうだ。中心になるのは4歳の成長株サブノクロヒョウか。距離延長でどうかと思われた前走は、道中苦しい流れながら2着を確保。距離が短縮されるのは有利で、巻き返しは可能だ。前走京成盃グランドマイラーズに挑戦して結果的には6着だったが、見せ場を作ったバースフォンテンは、自己条件なら当然主役に成り得る存在。昨年の戸塚記念馬ベルゼブブは、今年初戦の前走では惨敗したが、素質高く叩いた今回は一変する可能性がある。他にも中央時兵庫ジュニアグランプリ2着があるコウエイテンマ、ララベルの全兄ブリージーストーム、前走が負けすぎだが力は互角のブレーヴマン、決め手上位のゴーオン辺りも流れ次第では台頭してくる。

 

 13日(木)のメインレースはスタールビー賞(B三組 B3一組 1,800メートル)。ここは3歳馬VS古馬の戦いになりそう。3歳馬の筆頭格はクラトリガー。ブルーバードカップ(3歳オープン準重賞)2着、続く東京湾カップも2着で、東京ダービーではまずまずの内容で7着。力量的にここなら通用する。それに続くのがオリジナルポイント。新馬勝ちがある素質馬で、前走若竹賞を勝って充実著しい。あれで軌道に乗るはずで、古馬相手でも見劣ることはない。もう1頭はラッキーモンキー。前走クラウンカップ3着以来になるので当日の気配に注意したい。古馬勢も負けてはいない。前走A2馬相手に4着に善戦したデュアルフレイム、最近充実著しいマイネルジャスト、2走前が強い内容だったオーズ、再転入初戦になるが力量互角のポッドジョイ、5歳になって本格化のヤマイチレジェンド、走りが堅実シビックハート辺りでも十分好勝負に持ち込める。好調馬が揃っていて、かなり難解なレースになりそう。

 

 14日(金)のメインレースは日刊スポーツ賞(B1、B2一組 1,200メートル)。ここは只今3連勝中のプリサイスキングに注目したい。今回は格上相手で楽な条件ではないが、まだ上を目指せる器で4連勝に期待する。相手はノッキングオンだろう。中央時は短距離戦で4勝を挙げている実力馬で、大井でA2下1,000万交流戦を勝った実績がある。前走は9番人気での2着だが、決してフロックではない。強敵相手にここ2戦は5着続きのシャラクだが、今回のメンバーなら巻き返しは可能。あとは追い込み一手でアテにはできないが、はまれば怖いポルターレ、前走1,200メートルに対応できたナイキアフォード、叩きつつ良化気配のネスターとドリームタイムとシュナップス辺りにも注意したい。

 

(勝馬 山形宗久)

 

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