【開催見解】第11回大井競馬(9/11~15 重賞:東京記念)

2017年9月10日

大井競馬は9月11日~15日までの5日間開催。

3日目には南関東でも数少なくなった長距離戦2400mの東京記念。1964年の東京オリンピック開催を記念して創設されたレースで、第14回までは「東京オリンピック記念」として実施されている。ここから始動する有力馬が多く秋の競馬シーズン到来を実感させられるが、2013年から地方交流になったことで他地区から実績馬が遠征し激突する。今年のJBCの舞台は大井となればいっそう見逃せない。

 

また、大井初日からフランス出身で、アメリカを経て、現在はマカオに拠点を置くライアン・クアトロ騎手が南関東で騎乗する。期間は12月5日までの約3ヶ月間。大井の藤田輝信厩舎に所属する。重賞勝ちはアメリカで3勝、マカオで5勝を挙げているが、7月30日にはマカオGIのゴールドカップを勝ったばかりの25歳。日本でもおなじみのオリビエ・ペリエ騎手の弟デシに当たるという。

 

初日のメイン競走はA2、B1一組による「セプテンバー賞」。

中心はプリサイスキング。3歳時に管骨々折を負って脚元にはボルトが入っているのだが、逃げて良し、差して良しの自在なレースぶりでひとつひとつ階段を昇ってきた。目下5連勝中で、いずれ重賞戦線を狙ってくるはずの馬だけにここではまだ落とせない。

相手はサニーデイズ。中央時代には藤田菜七子騎手がJRA初勝利を飾った馬としても知られている。大井に移籍してから短距離路線で先行力を生かした競馬がつづき1200mでうまく取り付いていければ。

短距離の切れ者キタサンウンゲツは取消後を叩いた上積みあり。どんな流れにも対応できるゴンタは馬体が絞れていれば。クアトロ騎手が調教にも騎乗して好感触つかんだドリームタイム。

 

2日目に行われるのが準重賞「ゴールドジュニアー」。

1、2着馬にはハイセイコー記念への優先出走権が与えられるクラシックへの登竜門となる準重賞。

デビュー以来無傷の4連勝中クロスケがノンストップで重賞ロードへと駒を進めることができるか試金石。今年の南関東新馬戦の第1号勝ち馬で、相手なりに流れにのるのがうまいレース巧者。素質馬が揃って先行争いがありそうな中、1400mに距離延長されて展開も味方しそう。

相手は前走のはやぶさ特別で8馬身突き放した快速馬クレセントシティー。気性面に課題はありそうだがハナを主張できればスピード全開。

ポッドグレイシーは1戦1勝馬ながら後続に1.7秒差をつけたデビュー戦はインパクト大。大井に運んで追い切りを消化するなど素質への評価高い。

2度目の1400mで巻き返し図るシングンレガシイ。控えるレースを覚えたシルバーセイルズ。

 

そして3日目は「第54回東京記念」。

南関東でも数少ない長丁場戦だが、道中の駆け引きは頭脳戦そのもの。ペース判断、スパートのタイミングなどジョッキーの手腕が問われる妙味ある一戦である。

 

大井コースが舞台となるJBCクラシック(11月3日)の指定競走でもあり、重要なステップ。秋緒戦をここから始動する有力馬たちも多く、まずは仕上がり具合がポイントだ。

大井記念後リフレッシュ放牧に出されたユーロビートは2014年、2016年と東京記念を2度制しているようにベスト条件で3度目の制覇を狙う。

昨年秋のダービーグランプリ以来、長期休養していた2016年東京ダービー馬バルダッサーレは脚部不安明け。いくら力のある馬だといっても緒戦から長距離はラクではない。全日本2歳優駿の勝ち馬ディアドムスは中央からの移籍緒戦。実績は申し分ないが2000mのジャパンダートダービーで大敗しているだけに距離への対応力が問われそうだ。大井記念馬ウマノジョーは帝王賞以来。

 

また、2013年から地方交流戦に条件変更されたことからJBCを意識して他地区から実績馬が遠征してくる。

中でも注目は名古屋のカツゲキキトキト。NARグランプリ2016では3歳最優秀牡馬を受賞しているようにダートグレードでも好走する実力馬。大井コースは黒潮盃2着以来になるが広いコース向きの走り。2500mのオグリキャップ記念を制していることからも距離の不安はない。

 

4日目は「シンデレラチャレンジIV」。

牝馬限定のA2下条件で、年末の東京シンデレラマイルを目指そうという趣旨で7月前半開催から始まったシンデレラチャレンジの第4弾。

ファイトユアソングはシンデレラチャレンジ第1弾の1400m、第2弾の1600mを差しきり連勝し、第3弾の前走では逃げた馬を追いかけすぎたぶん終いが甘くなって2着だったが、距離マイルに戻るのはプラス材料。

ひと息入ったフジノドラマは時計上位。休み明けを叩かれながら調子を上げるシルキークイーン。 

 

最終日のメイン「デイリースポーツ賞」はB1下の2000m戦。

ファクターは中央から移籍以来、7戦して6勝。唯一負けたのは休養明けとまだ底を見せていない。折り合いのつくタイプで、先行だけでなく瞬発力勝負にも強いため、初めて経験する距離2000mをあっさりクリアの可能性高い。

直線一気の末脚が武器のナリチュウドラゴンはあと一歩詰め切れないレースが続くも、久しぶりの距離2000mはプラスに働きそう。

初の古馬相手になるクラキングス。転入戦を叩かれたパッショネイトラン。

 

(競馬ブック 中川明美)

 

 

 ケイバブックロゴ

 

初めてご利用される方
楽天会員に登録(無料)して対象サービスを利用すると、楽天スーパーポイントが貯まります。貯まったポイントは、楽天市場でのお買い物に利用できる他、便利な機能がお使いいただけます。

楽天競馬 ネット新聞スタンド

  • 地方競馬ネット新聞
  • 日刊競馬
  • イー新聞
  • コンビニプリント競馬新聞

楽天競馬 公式SNS

  • FaceBook
  • Twitter

キーワードから探す

楽天競馬モバイル

RSS

  • SBC(スタートボーナスチャンス)
  • Line@はじめました
  • 地方競馬ナイン
  • 楽天競馬レース映像の3つのポイント
  • サラブレッドオークション
  • 楽天宝くじ
  • TOTO / BIG
  • 楽天銀行
  • 楽天brandavenue
  • お知らせ 不審なメールにご注意ください
このページの先頭へ

本サービスは、皆様が本サービスの情報をご利用なされた結果については、何ら保証するものではありません。
当サイト内での情報発信は自己責任のもと行ってください。会員間のトラブルが発生した場合、当事者間で解決していただき、当社は一切の責任を負いません。
情報の精度、システムの運用には万全を期してますが、情報が変更あるいは情報提供時期が遅延した場合につきましては、理由の如何を問わず一切の責任を負いかねます。
万全を期する為に、当日の発走時刻、出走馬、斤量、騎手、枠順、出走取消、オッズ等は、主催者発表のものと照合してください。

ポイントで競馬新聞が買える!地方競馬ネット新聞