【開催見解】第3回大井競馬(5/7~11 重賞:羽田盃、東京プリンセス賞)

2018年5月6日

 平成30年度第3回大井開催は5月7日(月)から11日(金)までの5日間開催で重賞は開催3日目に第63回羽田盃〔SI〕、4日目に第32回東京プリンセス賞〔SI〕が組まれている。

1日目のメイン「ケンタウルス賞」1800メートル

ペイシャゴンジセは右回り(7・3・0・19)、左回り(0・2・1・12)。転入初戦は船橋B1下で6着惨敗もその後の大井戦で1→2着。
負けはした前走も3着馬には3馬身差をつける好内容。条件・舞台ともに据え置きであれば最有力。
相手筆頭は久々も好仕上がりのサヴァティアーノ。格下の立場ではあるが、この舞台は2走前案外も本来ベストなはずで立て直した効果に期待。
調子を上げてきたクラキングスも千八は問題ないだけに注意は必要。

2日目のメインは‘18 メトロポリタンメイカップ1200メートル

超大型馬ながら休み明けを2着と好発進したブリージーストーム、大井コースには好走歴十分あり、千四も得意としているフォクスホール、前走逃げて激変したナイキアドヴァンスらが地方勢の代表格。穴候補は叩き2戦目、格上挑戦をしてきた経験がプラスに向けば通用しそうな感触があるサマーダイアリー。

3日目のメインは第63回羽田盃〔SI〕1800メートル

南関転入後ニューイヤカップ→京浜盃を連勝したヤマノファイトが距離・コースともに不安なく本命候補。
対抗格はデビューから逃げ切りや好位差しの安定したレース運びで4戦4勝のモジアナフレイバー。前走のクラシックトライアルは着差こそ開かなかったが、
明らかに余力を残していた印象。無敗でのクラシック制覇も夢ではない。
京浜盃2着のワグナーコーヴ、3着のクロスケ、4着のクリスタルシルバーは展開しだいで…という印象。
ハセノパイロは全日本2歳優駿3着の実績を考慮すればここ2戦が物足りないが、人気下落の今回はむしろ妙味があり、狙ってみたい1頭。

4日目のメインは第32回東京プリンセス賞1800メートル

JRA2戦2勝、転入初戦の桜花賞は勝負処で危なそうな雰囲気がありながらもゴール前では次元の違う脚で先団を差しきりクラシック一冠目を制した
プロミストリープが最有力だが、馬券的妙味は川崎のストロングハート。この中間の気温上昇に伴って気配は明らかに上向き。血統的に千八?ではあるが、千六は難なくこなせていたし、中間の上積みを評価して狙ってみたい1頭。

5日目のメインはあおば賞1200メートル

アライアは道営から転入後(7120)。ここ2戦は逃げ切りだが、ハナにこだわらなくても問題なく、ゆとりのローテで体調面にも不安なし。
混戦メンバーだが、同馬が中心。
ネオブラヴは休み明けで相手強化した前走でもいきなり僅差の2着。本格化ムード十分といった感じで、スピードはこのクラスでも最上位。
他では暖かくなってレースぶり良化のウチデノコヅチ、前走凡退も見限り早計のエースウィズ、立て直した効果に期待できそうなジルズパレス、
叩き2戦目で良化十分のトップスターらも圏内。

 

 

文 日刊競馬 津田英憲

 

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