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【開催見解】第6回大井競馬(6/25~29 重賞:帝王賞[JpnI]、優駿スプリント)

2018年6月24日

今回の大井競馬トゥインクルレースは6月25日(月)から29日(金)まで5日間。2日目に第8回優駿スプリント、3日目に第41回帝王賞が行われます。

また26日(火)から28日(木)の3日間は、浦和競馬(昼間開催)とのダブル開催でエキサイティングリレーとして実施します。

 

 初日のメインレースは、エキサイティングリレー賞がB1二組、B2一組、距離が1800メートルで行われます。ここは5月にこの条件を勝ったサヴァティアーノが優位の一戦。準OP混合では厳しいですが、自己条件なら安定しており好勝負に持ち込めます。船橋のダイリュウハヤテは2走前にサヴァティアーノに敗れていますが、時計面では互角の一戦。流れが合えば逆転の可能性を秘めています。距離得意なスギノグローアップに目下絶好調のマイネルグルマン、実績馬のサンドプラチナにもチャンスがありそうです。

 

 2日目のメインレースは、第8回優駿スプリント(SII)が3歳のオープン、距離1200メートルで行われます。3歳の最速王を決めるこの一戦はある意味スプリント界のダービーという位置づけ。今年も豪華メンバーが揃いましたが、先ずはトライアルを制したラルウア。均整の取れた馬体でここまで4勝。ローテーションも青写真通りなら勝ち負けになるでしょう。2着のヴィヴラビは馬格のない牝馬ですが、デビュー2戦目に1分13秒7をマーク。素質でヒケは取りません。3着のサンニコーラは一番人気ながら痛恨の出遅れ。持ち時計では互角だけに反撃は必至。別路線からはクラシック戦線からのスプリント転向の船橋レベルスリー。前走で古馬のB1、B2を負かしており、その走りに注目できます。

 

 3日目のメインレースは上半期ダートの頂上決戦、第41回帝王賞(JpnI)が4歳上オープン、距離2000メートルで行われます。

 ここはJRAでお馴染みのメンバーが集まりましたが、筆頭は昨年の覇者ケイティブレイブ。メンバー屈指の安定感で今年は川崎記念とダイオライト記念を制覇。充実期に入っています。渋太さではアポロケンタッキー、末脚魅力のサウンドトゥルーに近走不振もアウォーディーの面々。かしわ記念で2着に逃げ粘ったオールブラッシュ、みやこS、東海Sを勝ったテイエムジンソク。南関東では移籍後重賞4連勝のリッカルドがJRAの豪華メンバーに真っ向勝負。東京ダービー、ジャパンダートダービーの覇者ヒガシウィルウィンの復活も待たれる一戦です。

 

 4日目のメインレースは、武蔵野オープンが距離1600メートルで行われます。ここは地元の10歳馬ゴーディーに注目が集まります。典型的夏馬でこの時季のオープンでマイルは同馬の得意とする舞台。前走で久々に勝ち星を挙げてこの先のサンタアニタトロフィーまで突き進む感じがあります。5月のオープンで久々の勝利を挙げたバルダッサーレ。東京ダービー以来鳴りを潜めていましたが、連闘で使ったことが刺激になったのか、最後まで気を抜かず直線一気。ようやく光明が見えました。遠征馬では船橋の実力派スアデラ、キングニミッツが予定しており上位を窺います。

 

 5日目のメインレースは、パール賞がB1一組選抜、距離1200メートルで行われます。現在当距離を3連勝しているアライア。条件は一段上がりましたが、逃げ、先行で崩れがなく、時計面でもリードしています。前走は的場騎手の巧みな逃げで粘ったアクティフ。精彩を欠くシーンが続いていましたが、前走を境にして再び快速を発揮しそうです。休み明けを叩いたエイシンユニコーンが素質上位で一番人気5着からの巻き返しを狙います。昨年はJBCスプリントまで駒を進めたプリサイスキング。近走は相手関係に恵まれず結果が出ていませんが、B1まで条件が下がれば一変の期待も十分あります。

 

(出走予定馬は6月23日現在)

 

ケイシュウNEWS 田島 啓行

 

 

ケイシュウ

 

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