【開催見解】第17回佐賀競馬(12/16~12/24 重賞:仙酔峡賞、宝満山賞、中島記念)

2017年12月15日

第17回佐賀競馬は12月16日(土)17日(日)23日(祝土)24日(日)の4日間で行います。

 

注目のレース【1日目】12月16日(土)
12月16日(土)のメインは水仙特別。B-2組。1400m。11頭立て。
【ハクユウカンベエ】前走はスタートもスムーズで向正面から早めに動いた。快勝と言える内容だったし、本来の走りが見れたのも好印象。好調キープで主力支持。
【ロードエスペランサ】前走は4組で相手にも恵まれたが、連勝決めて力のあるところ立証。再び特別へ入ったが、前で競馬出来れば崩れは考え難い。馬体も充実。
【コスモアモル】力出し切れる1400m戦。思った程に前に行けてないのは気になるが、最後は使っているし、大きな見劣りは感じない。得意の距離で巻き返す。
【テイエムソッキュウ】大きくは崩れてないし、特別勝った時は外枠からの差し切り。揉まれない展開の方が合っている印象だ。前走以上の走りは可能。要注意。
【ブラボーリリック】前走は追い込む脚も見せた。状態の良さが窺えるし、得意の1400m戦だと走りも変わって来る。位置取りはカギだが前に付いて行けば粘る。

 

【1日目】12月16日(土)
アルデバラン特別 サラ系2歳 2歳-1組 1750m
水仙特別 サラ系3歳以上 B-2組 1400m

12月16日(土)の準メインはアルデバラン特別。2歳-1組。1750m。8頭立て。
【ヨシノファルコン】移籍初戦はJRA認定天山賞を快勝。力の違いを見せつけた。今度は初距離の1750m戦。距離の適性が解らないが、力は立証した。少頭数で流れも向く。この距離でも好勝負出来る。
【リンノゲレイロ】移籍後は(7)(3)(3)着。確実に走りも良くなっているし、走りを見ても崩れる事はないだろう。切れる脚ではないが、位置取って最後はひと脚使う。
【スターオブソレイユ】ひと息入れて立て直して来た。何処からでも動けるし、流れに左右される事もない堅実な脚。距離も経験したし、力は互角。重目なければ。
【ガブリヒーロー】前走は初の1750m戦だったが、距離の不安はなかったし、最後脚伸ばして(4)着まで食い込んだ。更なる上積みもある。今度は圏内も狙える。
【タイニーマイス】前走は九州産限定戦でJRA馬との対決。結果(4)着も大きくタイムも縮めたし、底力があるのを見せた。距離は門別時に経験している。要注意。
【シアワセクル】移籍後は2勝目を飾った。1組へ入ると相手は強くなるし、展開も厳しくなるが、成長しているのは確か。ここで何処までやるか楽しみはある。
中心は前走Hペースを押し切ったヨシノファルコンだろう。リゲル特別(3)着リンノゲレイロ。J認定天山賞で小差(5)着スターオブソレイユ。リゲル特別(4)着ガブリヒーロー。J交ミヤマキリシマ特別(4)着タイニーマイス。2組勝ち上がってきた上昇馬シアワセクル。

 

【2日目】12月17日(日)
第5回 仙酔峡賞(S2) サラ系3歳以上 OP 1750m

12月3日(日)のメインは仙酔峡賞(S2)。OP。1750m。12頭立て。
【スラッシュ】前回の勝ち馬不在で、再びコウザンヒキリとの対決ムード。早めに動ける分、同馬が有利だが位置取りはカギとなる。具合は良いし、好勝負演じる。
【コウザンヒキリ】B特別の常連馬。6回連続で馬券内に絡んでいる堅実駆け。前走でも最後は際どくスラッシュとはクビ差。力は互角だし、今度はチャンスある。
【トモジャクール】崩れないタイプで、位置さえ取れば2走前の様に好勝負出来る。スタート次第だが力の差も感じないし、枠からも積極的に前に行けるメンバー。
【テイエムサンピラー】どちらかと言うと短い距離が合っているが、この距離でも辛抱しているし、やれない事はない。逃げ・2番手でスンナリだと渋太い脚使う。
【トッケンドーナ】走り自体は上向いているし、前走の上がりも上位のもの。位置取りさえ巧く行けば絡みも考えられる末脚だった。今回は注意が必要だ。
師走賞(2)着と好戦したスラッシュに注目。好調コウザンヒキリとトモジャクールが続く。完全復活成るかテイエムサンピラー。師走賞(5)着トッケンドーナ。

 

【3日目】12月23日(祝土)
イルミネーション特選 サラ系3歳以上 C2-1組 1400m
長崎街道塚崎宿特選 サラ系3歳以上 C1-2組 1750m
第4回 宝満山賞(S2) サラ系3歳以上 OP 2000m

12月23日(祝土)のメインは宝満山賞(S2)。OP。2000m。10頭立て。
【キングジャガー】2017年の岩手ダービー馬が登場。4連勝で挑んだ前走水沢ダービーグランプリでは(11)着と大敗。新天地でも動きが俊敏。大敗のダメージはなさそう。
【デリッツァリモーネ】前走では佐賀トップレベルの活躍をするウルトラカイザーを負かした。(3)着馬はコウザンゴールド(はがくれ大賞典勝ち馬)。並み居る強豪を撃破して地位を高めている。
【キタサンシリーズ】連勝で昇格したB級でも特別戦で好走しており、前走師走賞では好敵手を撃破。格上挑戦であるが、有力馬と肩を並べる程の実力。2000mも守備範囲。
【エミネントレコード】JRA2勝の実績で、主に短距離路線を中心に活躍。過去には1800m戦で小差(3)着があるので、距離の融通は効きそう。1000万下駆けする底力を持つ。
【キットピーク】中距離向きのタイプで、過去には2100mでの勝ち鞍もある。今秋シーズンではデリッツァリモーネに(3)着している実力。最近はSペースで展開に泣く。変わり身注意。
A1・A2・Bメンバーが揃う多彩な組み合わせ。目玉は岩手ダービー馬キングジャガーだろう。勢力図を伸ばすデリッツァリモーネ。B級の器ではないキタサンシリーズ。実績馬エミネントレコード。

 

【4日目】12月24日(日)
ターコイズ特選 サラ系3歳以上 C1-1組 1400m
2017SAGAジョッキーズセレクション サラ系3歳以上 C2-2組 1800m
第33回 中島記念(S1)(ファン選抜) サラ系3歳以上 A1・A2 1800m 

12月9日(土)のメインは中島記念(S1)(ファン選抜)。A1・A2。1800m。12頭立て。
【スーパーマックス】阪神チャレンジカップGIIIで(5)着と好戦。中長距離で部類の強さを誇り、特に佐賀コースでは無敗の戦績。7月には佐賀1800m戦レコードを記録した。
【ウルトラカイザー】佐賀コースに戻って(1)(2)着と存在感をアピール。特に前々走では3角から他馬をリードは強すぎるの一言に尽きる。過去には中島記念・道営記念と大舞台に滅法強い。
【キョウワカイザー】3連勝と勢いでNo.1だろう。過去に中島記念を3連覇した名馬はおらず、達成すれば史上初の快挙となる。特にスタミナが豊富で、今年の佐賀記念でも(5)着したパワー。
【コウザンゴールド】(3)(3)着と好戦する近況。今春では、はがくれ大賞典を勝ち、ウルトラカイザーとキョウワカイザーを撃破。連勝でトップホースに登り詰めた新星。潜在能力は計り知れない。
【アクロマティック】前走ではキョウワカイザーに小差(2)着と活躍。トップホースと互角に渡り合える実力を示した。1800m戦では安定した時計で走れている。上位争い進出も考えられる。
2017クラッシック2冠馬スーパーマックスがファン投票1位で選出された今年の中島記念。人気・実力ともに文句なし。歴戦の名馬達に挑戦する。ファン投票2位キョウワカイザーは連勝中の勢いのままに、史上初の3連覇を狙う。
ファン投票3位ウルトラカイザーは真島大輔(大井)との約4年ぶりのタッグ。大舞台に非常に強く、圧倒的なスピードを見せ付けるだろう。ファン投票8位に甘んじたコウザンゴールド。最近は勝ち星に恵まれていないだけで、暮れのグランプリでNo.1に返り咲く可能性は高い。
記者選出で出走叶ったアクロマティック。上がりはキョウワカイザーを上回った前走。長打力に魅力がある。

 

(文:全国公営競馬専門紙協会 田中宏信)

 

競馬日本一ロゴ

 

楽天競馬 ネット新聞スタンド

  • 地方競馬ネット新聞
  • 日刊競馬
  • イー新聞
  • コンビニプリント競馬新聞

楽天競馬 公式SNS

  • FaceBook
  • Twitter

キーワードから探す

RSS

このページの先頭へ

開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

ポイントで競馬新聞が買える!地方競馬ネット新聞