【開催見解】第1回佐賀競馬(4/6～7・13～14　重賞：ル・プランタン賞)

第１回佐賀競馬は4月6日(土)7日(日)13日(土)14日(日)の4日間で行います。

 

注目レース【1日目】4月6日(土)

4月6日(土)のメインは佐賀桜花特別。Ｂ-2組。1800ｍ。11頭立て。

【ハッピーハッピー】移籍後は無傷の8連勝。格下挑戦からの連勝でもあり、能力の高さが半端ない。この中間もしっかり乗り込んで重めなく仕上った。不安なし。

【モリデンサンバ】移籍後は[3][2][4]着。前走は内枠で展開も窮屈だったが、最後は脚使っての[4]着。内容は悪くなかったし、あの走りだと積極的に行ける。圏内筆頭。

【カクリョウ】どちらかと言うと距離は短い方が合うが、小倉1700ｍの内容だとやれない事はなさそうだ。外枠を引いて展開も向きそう。前々で渋太い走り見せる。

【ヒデノエーデル】前走はスローペースの逃げ。控える競馬でも脚は見せていたし、距離の不安もなかった。今度は強力馬も居るだけに、好位置で終い使いたい。

【ガラハッド】前走はスタートも巧く行かなかったが、最後方から脚を使っての[5]着。37.4秒の上りは素晴らしかったし、大きな上積み見込める。発馬五分だと。

連勝止まらないハッピーハッピーが首位不動。続く勢力はモリデンサンバ、カクリョウ、ヒデノエーデルと多彩なメンバーが揃う。注意ガラハッド。

 

【1日目】4月6日(土)

スプリングスター特選　サラ系3歳　3歳-2組　1750ｍ

佐賀桜花特別　サラ系3歳以上　Ｂ-2組　1800ｍ

4月6日(土)の準メインはスプリングスター特選。3歳-2組。1750ｍ。9頭立て。

【ムーンヴィグラス】佐賀デビュー後は快勝で連勝決めた。休養明けの前走でも手応え抜群だったし、素質の高い走りを見せている。更に状態は上向く。3連勝。

【スーパーブラウン】移籍後は3連勝決めた。前走はレース運びも巧かったし、使う毎に内容も良くなっている。強敵も居るが今のレース振りだと好勝負出来そう。

【キタサンルージュ】前走はハイペースで最後の脚にも影響した。理想はスンナリの流れだが、ペースが落ち着けば好位からでも脚使える。展開次第では巻返す。

【シゲルアメジスト】連勝後は相手も強力で[3][3]着。崩れてないのは評価出来るし、最後も脚見せている。更に相手は強くなるも、距離もこなせそう。粘り込み注意。

【モリデンベー】自在に動けるタイプで崩れがないのも魅力。前走は先手が取れたが、ここだと末脚生かす競馬になりそうだ。好位置取れば流れ込める。要注意馬。

デビュー以来、無敗を誇るムーンヴィグラスが中心。3連勝中スーパーブラウンが相手だろう。反撃必至キタサンルージュ。連続好戦中シゲルアメジスト、モリデンベー。

 

【2日目】4月7日(日)

肥前特選　サラ系3歳　3歳-1組　1400ｍ

春陽特別　サラ系3歳以上　Ｂ-1組　1400ｍ

ＧＲＡＮＤＡＭＥーＪＡＰＡＮ2019　第18回　ル・プランタン賞(ケイムホーム賞)

サラ系3歳　3歳牝馬オープン　1800ｍ

４月７日(日)のメインは第18回ル・プランタン賞。3歳牝馬オープン。1800ｍ。12頭立て。

【スーパージンガ】佐賀では6戦5勝。唯一、飛燕賞ではニュールックのスピードに敗れたが、その後は古馬Ｂ-3組で巻き返す辺りは流石。地元戦で調整も十分。

【ナラ】実績ではこの馬が上位だと思えるが、遠征続きで馬体の維持は心配。当日の馬体重が戻っていれば勝ち負けの勝負が出来る力量馬。上位の評価は妥当だ。

【ナンヨーオボロヅキ】高知からの挑戦で、3連勝中のスピードタイプ。この距離がどうかだが、馬格もあり、輸送の心配もなさそう。流れもスンナリで粘り込む。

【チェリーフオール】前走の若草賞ではスタートで後手を踏んでいた。五分に出れば末脚で上位だと思うし、馬体が維持出来ている処も好印象。上位との差はない。

【オーチンハラショウ】地元佐賀での2番手に評価出来る力持っている。飛燕賞ではスーパージンガと0.4秒差だし、この距離も対応出来ている。一発用心したい。

【スウォードクイーン】使う毎に力をつけているのは好印象。前走は古馬相手に[3]着に食い込んだし、時計も立派。早めに動ける脚も持っている。好位置取ると。

佐賀勢の大将格はスーパージンガ。笠松勢ナラ、高知ナンヨーオボロヅキ、園田チェリーフオールが上位争い有力。続く勢力ではオーチンハラショウ、スウォードクイーンが伏兵。

 

【3日目】4月13日(土)

ダイヤモンド特選　サラ系4歳以上　Ｃ1-1組　1400ｍ

阿蘇山特別　サラ系3歳以上　Ａ1・Ａ2　1400ｍ

おおぐま座特選　サラ系4歳以上　Ｃ2-2組　1750ｍ

4月13日(土)のメインは阿蘇山特別。Ａ1・Ａ2。1400ｍ。9頭立て。

【セクシーボーイ】前走スプリント戦では、上り最速をマークした程の脚力で３連勝を飾る。佐賀コースは連対率5割の好成績。

【ウルトラカイザー】トップハンデの斤量を背負っていた前走。惜しくも敗れてしまうが、[2]着馬フォークローバーとはコンマ4秒差。

【フォークローバー】はがくれ大賞典2000ｍから900ｍへと極端な距離条件にも対応。勝ち馬が3連勝を決めた程のハイレベルで[2]着好戦は立派。

【ハクユウスターダム】佐賀コースは[3][3]着とする安定した成績。前走は[2]着馬フォークローバーとはコンマ2秒差。ウルトラカイザーに先着を果たした。

【キングプライド】近走は[6][3]着と上昇カーブを描いている。本来が叩き良化型。調子を上げているのは間違いなく、実績面でも侮れない。

連勝中セクシーボーイが主役だろう。快速馬ウルトラカイザー。好調フォークローバー。連続好走中ハクユウスターダム。実績馬キングプライドと豪華なカードが顔を揃えた。

 

【4日目】4月14日(日)

花まつり特選　サラ系4歳以上　Ｃ2-1組　1400ｍ

長崎街道常盤橋特選　サラ系4歳以上　Ｃ1-2組　1750ｍ

六角川特別　サラ系3歳以上　Ａ1・Ａ2　2000ｍ

4月14日(日)のメインは六角川特別。Ａ1・Ａ2。2000ｍ。8頭立て。

【グレイトパール】前走の佐賀記念では、[3]着馬テーオーエナジーとはコンマ4秒差の争い。地方馬最先着を果たす。地元馬同士では圧巻のパフォーマンスを続けている。

【スーパージェット】前走はスーパーノヴァ(はがくれ大賞典[2]着)を相手に快勝。昨年はクラシック変則3冠の偉業を成し遂げている。佐賀記念でも[6]着と健闘。

【イッシンドウタイ】前走の1月戦では[2]着馬スーパージェットとはコンマ1秒差の争い。スピードの高さと、持続力に優れており、非常に粘り強い特徴がある。

【スーパーノヴァ】最近はスタートで出遅れているので、序盤はあまり期待できない。しかし、中長距離戦ではペースが落ち着いた辺りで早めにスパート。バテない脚力が魅力。

【ラッシュアタック】ＪＲＡでは主に芝コース中距離戦を歩んできた。胸板に幅もあり、脚の回転の速さからは、ダート適性の高さも十分。未知数だけに面白い。

ＪＲＡグレード実績のあるグレイトパールの中心は揺るがない。前走を快勝したスーパージェット。1月戦以来となるイッシンドウタイ。はがくれ大賞典[2]着馬スーパーノヴァ。新勢力ラッシュアタックにも注目。

 

 

（文：全国公営競馬専門紙協会　田中宏信）