【開催見解】第5回佐賀競馬(6/1~9 重賞:佐賀ヴィーナスカップ)
第5回佐賀競馬は6月1日(土)2日(日)8日(土)9日(日)の4日間で行います。
注目レース【1日目】6月1日(土)
6月1日(土)のメインは鶴見岳賞。B-2組。1750m。8頭立て。
【ファイナンス】確実に終い使って特別に入っても[3][2]着と上位の走りは出来ている。今度は勝ち馬も抜けてメンバー的にもチャンスある。キッチリ決めたい。
【リトルカントリー】1400m戦を主に使っているが、2000mで[3]着した実績もあるし、距離の融通は効く。ファイナンスとの力の差も感じない。互角の勝負出来る。
【ムーンパスラブ】前走は最後方からだったが、最後伸びて[3]着に食い込んだ。確実に走りは上向いているし、スタートが切れると差も詰まりそう。前走以上期待。
【アカリダイヤモンド】JRA1勝馬。久々のレースだがゲート検査での動きはスムーズ。大きな重め残りなく仕上がっている印象。初戦だが力出せそうなムード。
【サイレントアスカ】前走は1400m戦でのスピードについて行けなかったが、更に鍛えて来たし、この距離の方が合いそうなタイプ。2戦目は力出せそう。要注意。
【ケンシスピリット】どちらかと言うと1400m戦が合っている印象だが、このB特別は相手も強力。更に展開が向かないと絡みは厳しそうだ。スンナリ流れたい。
安定した成績を残しているファイナンスが中心。実力僅差リトルカントリー。前走を好戦したムーンパスラブ。新勢力アカリダイヤモンド。距離延長で飛躍サイレントアスカ。穴ケンシスピリット。
【1日目】6月1日(土)
虹の松原特選 サラ系3歳 3歳ー1組 1400m
鶴見岳賞 サラ系3歳以上 B-2組 1750m
6月1日(土)の準メインは虹の松原特選。3歳ー1組。1400m。8頭立て。
【シゲルリシアキセキ】移籍後は3連勝決めた。素質の高さは見せたし、この中間でも反応の良い追い切り披露。今度も良い状態で挑める。外枠も好材料。4連勝。
【シゲルキラキラ】前走は4角先頭の勝ちパターンだったが、最後に追い込められての惜敗。内容は良かったし次に繋がる走りも見せた。同厩舎対決も互角と見る。
【キタサンルージュ】前走はスタートで後手を踏んだのが大きかった。それでも上りは悪くなかったし、底力も感じる走り。今度は自分の競馬をして上記馬に対抗。
【スマートダッシュ】前走は早めに動いたが、最後が使えなかった。明らかに距離が長かったと思えるし、1400m戦だと走りも変わりそうだ。前の流れ次第では。
【カシノジャスミン】近走は1750m戦[4][4]着。明らかに状態は上向いているし、昨年も夏場に活躍している。成長に期待したいし、ここでもやれる力見せてほしい。
【ラトーヌハート】前走は休養を挟んでの実戦で息が持たなかった。今度は叩いた分は違って来るはずだ。門別1勝馬でこのクラスでも通用する力ある。上向く。
連勝中シゲルリシアキセキが中心だろう。好調シゲルキラキラが対抗する。持ち時計遜色ないキタサンルージュ。距離経験豊富なスマートダッシュ。伏兵カシノジャスミン、ラトーヌハート。
【2日目】6月2日(日)
スターライト特選 サラ系3歳 3歳ー2組 1750m
短夜特別 サラ系3歳以上 Bー1組 900m
6月2日(日)のメインは短夜特別。Bー1組。900m。8頭立て。
【エリザベスセーラ】速さでメンバー随一の印象だし、この距離はベストだと思える。このクラスは相手も強力だが、今の速さだと押し切ってしまう。主力抜擢。
【ヴァルディスーザ】移籍後は[1][3]着だが、いずれも先手を取ってスピード見せている。瞬発力勝負も対応出来る距離だと思える。未知の距離だが力の差は感じない。
【ワカコマタイヨウ】移籍後は[3]着が最高成績だが、スピードでの見劣りは感じないし、この距離だとガンガン行く。外枠を引いたのもプラスに出る。要注意馬。
【ビレッジエンペラー】船橋では1200mで5勝を挙げている。得意の距離だと言えるし、瞬発力もあるのだろう。特別で相手は強くなるが、この距離だと差はない。
【ドナペリドット】900m戦は1戦1勝。C1特選で結果を出している。JRA時にも1200mで[2]着した戦歴。この相手で何処まで通用するかだが、対応は出来る。
【スイングゴールド】スピードはあり、距離は対応出来ると思うが、久々のレースで重め残りが心配だ。底力はある馬だが、今度は割引が必要だろう。穴評価。
電撃スプリント戦でトップスピードならばエリザベスセーラが中心。好戦中ヴァルディスーザ。外枠有利ワカコマタイヨウ、ビレッジエンペラー。伏兵ドナペリドット、スイングゴールド。
【3日目】6月8日(土)
パール特選 サラ系4歳以上 C1-1組 1400m
遠賀川賞 サラ系3歳以上 A1・A2・B 1400m
こぐま座特選 サラ系4歳以上 C2-2組 1750m
6月8日(土)のメインは遠賀川賞。A1・A2・B。1400m。12頭立て。
【ロードヴォルケーノ】佐賀コースは2連勝中とする活躍ぶり。前走は強力馬ウルトラカイザーを相手に上り最速で撃破。勢力図を広げる。
【ウルトラカイザー】前走はロードヴォルケーノに3馬身差と完敗するものの、後続馬を6馬身差も千切っていた程の走りだった。
【レッドゼルク】4連勝中エイシンビリケンを[2]着に敗った価値は非常に高い。持ち時計更新にも成功。1400m戦は連対率8割超えの好成績。
【フォークローバー】[3]着馬マサヤとはコンマ1秒差の争いをしていた前走。3月戦はがくれ大賞典[3]着した実績を持つ。底力上位。
【シゲルクロマグロ】1月戦ウインターチャンピオンの勝ち馬で、ウルトラカイザー、フォークローバーを敗った実力。要注意だろう。
【セクシーボーイ】4連勝とする勢いで勢力図を広げていたが、脚部不安により戦線離脱。4月戦以来のレース。地力の高さに期待。
中心はロードヴォルケーノ。逆転を狙うウルトラカイザー。弾みを付けたレッドゼルク。安定株フォークローバー。伏兵シゲルクロマグロ、セクシーボーイ。
【4日目】6月9日(日)
入梅特選 サラ系4歳以上 C2ー1組 1400m
長崎街道内野宿特選 サラ系4歳以上 C1ー2組 1750m
錦江湾特別 サラ系3歳以上 A1・A2・B 1800m
GDJ2019 サガン鳥栖杯 第3回 佐賀ヴィーナスカップ サラ系4歳以上 牝馬オープン 1400m
6月9日(日)のメインは佐賀ヴィーナスカップ。牝馬オープン。1400m。12頭立て。
【ハッピーハッピー】佐賀コースは破竹の勢いで10連勝を飾っている。内容も圧勝ばかりであるように、秘めたポテンシャルは非常に高い。
【エイシンミノアカ】前走の兵庫大賞典では出遅れ響いて、上り2位の脚力で追い上げるも[7]着。3月戦六甲盃[3]着の実績を持つ。
【ステップオブダンス】[5]着馬オルキスリアンとはコンマ7秒差の前走。10月戦レディスプレリュードJpnIIでは昨年優勝ディアマルコに小差。
【マイメン】前走では[2]着馬カシノスプリングに4馬身差と圧勝する。5月戦スプリングカップでは[3]着馬スーパーノヴァにコンマ8秒差だった。
【モリデンサンバ】5月戦青葉特別では勝ち馬ハッピーハッピーを相手に[2]着している実力。佐賀コースは7戦した全てで掲示板を確保する堅実派。
【イケノアサ】あやめ特別を快勝して、完全復活を遂げた前走。今シーズンは9戦して[3]着以内が7回とする安定した成績を残す。好調時続。
底見せぬポテンシャルを秘めたハッピーハッピーが中心。園田代表エイシンミノアカ。大井代表ステップオブダンス。続く勢力ではマイメン、モリデンサンバ、イケノアサだろう。
(文:全国公営競馬専門紙協会 田中宏信)